にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

テニスに挑戦

主に素数大富豪関係で書きたい記事が溜まりつくしていますが、息抜きに全然関係ない話をひとつ。

春から職場にテニスの上手な上司が来まして、同じ職場の初心者勢でテニスを教わっています。
約週1回、終業後に2時間程度ですが、かなり楽しいです。

体を動かすことはそれだけで気持ちいいし、できなかったことができるようになるのはやっぱり楽しくて仕方ないなぁと毎週実感中。
あと、今この瞬間の結果を求めずに、上達を待ってくれる環境は本当にありがたいです。

この調子で、何事においても「できない」を「できるようになる」の前段階としてとらえられるようになったらいいなと思ってます。


さて、素数大富豪関係の記事は今日中にいくつか公開します〜

素数大富豪で遊ぼう会in札幌(503の巻)

連休でも存分に遊びましたという報告。

(前回の様子はこちら)
nisei.hatenablog.com

◎開催概要

  • 2017年5月3日(水・祝)13:00~17:00
  • ノースエイム 小会議室にて

今回は、事前の参加予定者が自分含めて3名(!)という超小規模会になる予定だったので、定員8名のお部屋でこじんまりと開催する…予定だったんですが、いざ時間になったらあれよあれよと参加者が集まり、結局10人集合で満員御礼状態。ちなみにあと1人来てたらイスは無かったです。みなさまありがとうございました。

今回もいくつか新しい試みをしたのでメモがてらご紹介。

◎手札オープンでのゲームも面白い

今回も素数大富豪初プレイの方が参加してくれたので、初回は「全員手札が見えている」状態でゲームを進めながらルール解説をしてみました。基本の素数出しから合成数出し、グロタンカット、革命まであった良い試合になり、なかなか良かったと思います。

ここで、初心者同士であれば特に、手札が見えていても試合の結果にはさほど影響がないかもしれないという指摘がありました。もちろん、あがる直前などの駆け引きの様子は違ってきますが、人によって考え方が違うのが見えて面白い。

感想戦のように勉強にもなるので、ぜひまたやりたいです。

ミニゲーム:巨大素数生成ゲーム

素数大富豪で遊ぼう会in札幌では、2〜5人を1グループとして遊んでいるので、毎回だいたい2〜3組が同時並行でゲームをしています。
ここで発生するのが、「ゲーム終了のタイミングが合わないからグループを組み替えられない」という問題。
そこで今回は、タイミング調整のためのミニゲームとして以下のようなルールで「巨大素数生成ゲーム」を開催しました。

【ルール(案)】

  1. 手札7枚を配る
  2. 各自、手札を全て使って素数をつくる
  3. 希望者は山札から1枚まで引いてよい(早い者勝ち)
  4. みんな一斉に手札を出す
  5. 山札から引いたカードも含め手札を全て使って、最も大きな素数(または合成数と素因数)を出した人の勝ち

なお、今回は「手札を全て使う」というルールにしましたが、手札が3の倍数になるとどうにもならないので*1、「任意の枚数を使う」または「1枚まで捨ててよい」というルールにするとよいかもしれません。

あと、みんなで見られるサイズの素数判定機があるととても楽しいです。
さらに、出た素数をみんなで吟味(語呂合わせを考えたりとか)するような時間があっても面白そう。こちらも今後何度かやってみてルールを固めていきたいです。

◎手番の決め方に関するローカルルール誕生

試合開始時、手番は基本的に毎回ジャンケンで決めているのですが、これが意外とめんどくさい。なかなか決まらなかったり、勝つ人・負ける人が偏りがちだったり、素数と関係無い部分で時間を取られている気持ちになる。かと言って、「前の試合の勝者」などとしてしまうと、試合の展開が偏りがちになる。
ということで、ジャンケン以外の決め方を考案・実践してみました。

【判定ルール】

  • 各自、手札から1枚を選んで戦わせ、最も強いカードを出した人が1番手になる
  • カードの強弱は、基本的に素数大富豪の1枚出しのときと同じ。数の大きい素数の方が強く、ジョーカーが最強。
  • 同じ素数同士では、一般的なマークの優劣(スペード>ハート>ダイヤ>クローバー)に倣って強弱を決める。
  • 1枚出しで出すことのできるカード(素数及びジョーカー)を出した場合、使用したカードは判定後に自動的に捨てる
  • 合成数(4, 6, 8, 9, 10, 12)を出した場合は、判定が終わったら手札に戻す

【手順】

  1. 手札を配る(素数枚)
  2. 各自、手札を確認する
  3. 前述の判定ルールを考慮しながら、各自で手札の中から1枚を選び、裏向きにして出す
  4. 全員がカードを出したら一斉にめくって判定する

つまり、1番手を取りたい人は大きい素数を出し、そうでない人は偶数札を見せることになります。

この方法は、延長戦の際に試しに何度かやってみただけですが、ジャンケンよりも駆け引きが発生してちょっと面白かったので、次回以降も可能な範囲で取り入れてみたいと思います。

あとは、今のところ「ジョーカーが2枚出た場合」と「全員が合成数だった場合」の判定ルールが決まっていません。まぁ前者は事前に強弱を決めておくとしても、問題は後者。今のところの案としては「一番弱い合成数(小さい数?)を出した人が、全員が出した合成数カードを引き取って一番手になる」が有力ですが、いまいちピンときていない感*2もあります。誰か良いアイデアがあれば教えてください。

◎今回出会った素数・教えてもらった数

最後に、今回覚えた素数の話。

ババロア(886A)素数

会の前半で@miyamoさんから「886は1,3,7をつけたら素数なんですよー」と教えてもらった時に「なんとなくババロア感ありますね!」と話していて、その後に別の試合で@gokurohさんがたまたま「8861」を出して盛り上がっていたときに「あ!ババロアですね!」と言ったら「なるほど、Aでアなんですね!」と言われて、逆に「なるほど……!!」となった素数

今回出会った中で、特に好きになった素数のひとつです。

*210568121593(ふところ 肺に胃 コックさん)

苦し紛れに出した10枚出しで勝利した、思い出の素数

ちなみにあとで調べたところ、懐コックさん(21056593)も素数でした。
周りの語呂合わせ派の人たちが着々と持ちネタを増やしているのを見て、うちもそろそろコックさんシリーズを増強したい気持ちです。

*89293219(焼肉見に行く)

@miyamoさんが紹介してくれた焼肉(8929)シリーズのひとつ。8929117(焼肉いいな)なども使いやすそうですが、焼肉を「見に行く」というシチュエーションが面白く、今回の参加者からは特に人気を集めていました。

*422893(死人にヤクザ)

勢いで出して出会った素数

語呂合わせは後付けで、あまり深く考えず「泣きっ面に蜂」的なイメージで口走ったんですが、すかさず「あぁ、内臓とられちゃうかんじですね…」と納得されてしまい、なんだかリアリティあるものになってしまいました。こわい。

*4441

「4」のカードを持ちすぎてしまった初参加者が(おそらく)自分で出会い、何度も使っていた素数

素数大富豪を通して出会った4441や8111、12121211、1234567891、9876543211なんかの数については、「なんでこれが素数なの?」と面白く感じることがあるんですが、よくよく考えてみれば我々が普段使っている「数字」は「数」の表現方法のひとつでしかなくて、例えば10ずつ桁が繰り上がる方式というのは人間としては自然なことでも「数」から見ると必ずしも自然なことじゃないんだなぁとか、そう考えると素因数の積で表現した「数」というのがある意味では本質的な形なのかなぁとか、そんなことを考えるようになって、つくづく素数大富豪は新しい世界への入口だなぁと感じます。



会場にホワイトボードがあったので、初心者向けの基本の素数やオススメ素数を挙げたカンペボードを作ってみました。評判は上々。

◎謝辞

今回も有料会場ということで、会費を集めさせてもらいました。

参加希望の苦学生がいたので、当日に赤字覚悟で金額を大幅に引き下げたんですが、みなさんのご厚意のおかげで会場費分はちゃんと賄えました!感謝!

また、差し入れもありがとうございました。何も言ってないのに手が汚れないおやつを持ってきてくれるみなさんはもしや天使なのですね。余った分はまた次回以降、飲食OKの会場で開催する際にみんなでいただきましょう。

◎おまけ:延長戦(20:30まで)

17時までやってもまだ物足りない…という猛者達と、ごはんを食べながらお茶しながら延長戦しました。

ちなみにうちは正直へろへろでした。笑 楽しかったけど!


↑@miyamoさん持参のVRゼータ関数タブレット版)。日曜数学会でも見せてもらったけど、ホントすごい。


↑7枚配ったら即あがられた図

やりこめばやりこむだけ強くなれるのも素数大富豪の楽しいところ。

◎次回予告

次回は5月23日(火)18時頃から、北大博物館カフェぽらすにて遊ぶ予定です。人が来すぎても困るかもですが、来なさすぎても困るのが難しいところ。。まぁお気軽にどうぞ。

*1:実際今回も、最初に配られた手札も3の倍数だし山札を引いてもなお3の倍数だった」という人が6人中2人もいました

*2:具体的には、有利と不利のバランスが取れているのかがよくわからない点が納得いかないというか、面白くないというか…

素数大富豪で遊ぼう会in札幌(421の巻)

今回はニューフェイスが多かったです。twitterありがとう!

(前回の様子はこちら)
nisei.hatenablog.com

◎開催概要

  • 2017年4月21日(金)18:30~22:00
  • 北大博物館カフェぽらす にて

仕事の都合で遅刻しましたすみません。やっぱり定時に帰れるなんてのは幻想だった…。
今回は金曜日ということで、少し遅めの時間まで遊んじゃいました。

場所は北大博物館内のカフェぽらす。ごはん美味しいです。

◎参加者

今回は、twitterから興味を持って参加してくれた人が4人もいました!

嬉しい!!

あとはこんな感想も。


言われてみれば、今回の参加者12人は、内訳が40代2人、20代6人、10代2人、男女比7:5というまぁまぁの多様性でした。素数大富豪は老若男女に愛される魅力があるということですね。素敵。

◎感想

今回は自分が夢中で遊びすぎて、ろくに全体を見てませんでした。すみません。
対戦の組合せとかも結局テキトーだったしな。。

ただ、相変わらずみんなが思い思いに楽しんでいる雰囲気はあって、うちも楽しくて、よかったなぁと思います。


素数大富豪に熱中する人々

◎次回予告

さて、次回予告です。明後日です。笑
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参加予定者が少ないので、小さめのお部屋でこじんまりと開催予定です。
せっかくホワイトボードがあるので、また好きな素数とか語り合おうかなと思いますが、全ては参加者次第です。楽しみ。

素数大富豪で遊ぼう会in札幌(401の巻)

新年度初日から遊びましたの報告。

(前回の様子はこちら)
nisei.hatenablog.com

◎開催概要

  • 2017年4月1日(土)13:00~17:00
  • ノースエイム 研修室 にて


今回は初めて、ちゃんと場所を借りて開催しました。
過去に別のイベントで参加者として使用したことはあったんですが、予約で対応してくれたスタッフさんも優しくて良かったです。

また、今回はイベントとしていくつか企画を差し込んでみました。
準備不足でバタバタしてしまったところもありましたが、なかなか楽しかったので時系列に沿ってご紹介します。

13:00~ 開会

時間どおりに入室。*1
スリッパを並べ、机をセッティングし、「今日出したい素数」を書くためのペン・カードと、参加費徴収用の貯金箱をスタンバイ。


今回は小額ではありますが会場費がかかったため、カンパ制で参加費を集めさせていただきました。金額は任意の素数
入れた人にチェックをつけてもらっているのは、あとで「合計金額と人数(と小銭の内訳)から入れてもらった額を推定する」というゲームがやりたかったからです。

14:30~ 「自慢したい素数」発表タイム

みんなが書く「今日出したい素数」がなかなか面白いので、自己紹介も兼ねつつ、急遽、みんなで「好きな素数」を自慢しあうための時間を設けてみました。もしかしたら今回一番面白かったのはココかもしれません。


↑「仕事場に来ないヤクザ(451082571893)」「ヤクザ皆来ない(89337571)」を紹介する後輩


↑「大好きなニノと素数大富豪する夢を見た」と語る後輩(※617は二宮和也の誕生日)


↑「肉肉野菜野菜フジイさん(29298318312413)」で自己紹介するフジイさん

突然の提案にも関わらず、みんな嬉々として素数を語ってくれました。熱すぎる。。笑

15:00~ 倍数判定法の話

「1001=7×11×13を使うと、13までの倍数判定が容易にできる」という話を知っている人と知らない人がいて若干不公平かなぁと思ったので、みんなに向けてお話をしてみました。

自分としては、ホワイトボードを使って人前で話すのがほぼ初めてだったので、ちょっと緊張してしまいました。
いろんなレベルの人がいたので内容がどこまで伝わったかはわかりませんが、少なくとも「ゲーム中に計算する」ことに対して興味は持ってもらえた…はず!


↑聴衆で計算が得意な方からは、「1001」の引き方について、3桁ずつ引いてもいいよね、という案も出ました。*2


16:00~ 参加費集計

会の終盤、ダースベイダーさんの集めてくれた参加費を集計しました。

目標額は会場の使用料2,200円だったのですが、見事にそれを越える額を集めることができました。ありがたや。

元々は「人数・合計額・金種から入れられた素数を当てる」つもりだったんですが、思ったよりたくさんの人が協力してくれたことにより計算が間に合わず、ひとまず合計額を出すので精一杯でした。。残念。。

というわけで解き残した問題はここに掲載しておきますので誰か解いてください。笑

【401会費問題】9人がそれぞれ素数円を出した結果、500円玉2枚, 100円玉29枚, 50円玉5枚, 10円玉26枚, 5円玉5枚, 1円玉28枚の4,463円(素数…!)が集まりました。さて、誰がどんな素数を出したでしょうか?

17:00 終会

全員で片付けをして、おしまい。素数大富豪に加えていろいろやろうとすると、4時間などあっという間でした。。
今回の参加者は計13人…だったはずですが、それすらチェックしきれないくらいにひとりでバタバタしておりました(-д-;)
次回はもうちょっとちゃんと準備して、自分もちゃんとゲームを楽しみたいです。

◎感想(気付き)

普段のプレイの様子や、試合の合間の過ごし方、そして今回設けた「『自慢したい素数』発表タイム」の発表などを見ていて、少なくとも今 素数大富豪in札幌に参加してくれている人たちの中では、素数の見つけ方に、大きく分けて「語呂合わせ派」と「計算派」の2種類があるのだなぁと感じました。

語呂合わせ派は、事前に予習の上、お気に入りの素数を持って参加してきます。いわゆる「こだわりの素数出し派」となる人が多く、手札を集めては好きな素数を出そうとします。ペナルティを受けまくっているかと思ったら、突然妙に大きい素数を出してきたりします。なんなら他人の出した素数まで語呂で覚えようとしてきたりします。また、試合の合間に新しい素数を探すことにも熱心で、隙あらば素数チェッカをチェックしている勉強家も多いです。

一方、計算派はとにかく計算が得意です。過去にそろばんを習ったことのある人や、理系の人にこのタイプが多いようです。自分の手元にある札でなんとか素数を作り出すのが得意と思われます。個々の数に大してあれこれ語ることはそこまで多くないですが、堅実に試合を進めて勝っていきます。経験を積むと徐々に合成数まで使いこなしてくるようです。

それから、第3のタイプとして、数学が大好きで数自体を愛していたり、数学的に魅力的な素数を好んで出す人もいます。ただこのタイプは、今の素数大富豪会in札幌にはあまりいないかもしれません。*3

いずれにしても、やっぱり素数大富豪を楽しむ人はみんな多かれ少なかれ素数を見つけることに喜びを感じていて、しかもそんな人たちが必ずしも「計算や数学が得意な人」ではないという事実は、今後も積極的に発信していきたいと感じています。

◎謝辞

参加してくれた方、さらに参加費をお支払いいただいた方、差し入れくださった方、「行きたいけど行けない…!」と悔しがってくれた方、どうもありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願いします。

◎次回以降の告知

次回は4月21日(金)18:00〜、北海道大学総合博物館内のカフェぽらすで開催予定です。ぽらすは特に場所の専有手続き等をしているわけではないので、ごはんを食べつつしっぽり楽しみましょう。*4
あとせっかくの金曜日なので、ぽらす閉店後は札幌駅周辺に飲みに行くとかいうのもありかなと思ってます。遅い時間なら参加できるという忙しいみなさんは、この機会にぜひどうぞ。

さらに次々回ですが、5月3日(水・祝)というGW真っ只中に開催します。時間は13:00〜17:00、場所は今回と同じノースエイムで考えていますが、まだ予約していません← 続報をお待ちください。

また会として、よく参加する人たちのプレイスタイルがなんとなくわかってきたので、次回辺りからそろそろ対戦の組分けなど工夫できたらいいなと思っております。(これまではあみだくじだったので…笑)


さて、結局何が言いたいのかって、素数大富豪ホントに楽しいからみんな一緒にやろうよっていうことですよ。
だから、素数大富豪で遊ぼう会はもうしばらく続けてみようかなと思います。以上。

*1:スタッフの方の様子を見ると、厳密に時間を守る必要性はなかったよう…。次回はちょっと早めに行こう。

*2:そもそもこんな難しい計算ができる人なら普通に11・13で割れるのでは…と思った計算下手のわたし

*3:実は隠れているだけかもしれないけど…

*4:ぽらすのご飯のおいしさは2月に確認済み! nisei.hatenablog.com

素数大富豪で遊ぼう会in札幌(313の巻)

またもやだいぶ時が経ってからの報告になってしまいましたが、予定どおり開催しております。本当に楽しい。

(前回の様子はこちら)
nisei.hatenablog.com

◎開催概要

  • 2017年3月13日(月)18:00~21:00
  • 北海道大学クラーク会館2Fロビーにて

うっかり月曜日(=博物館の休館日)に設定してしまったため、ぽらすが使えず、急遽南の方にあるクラーク会館という建物の共有スペースで開催しました。

仕事や用事が終わった人から集まり始め、最終的な参加者は9名(+オンライン2名)でした。オンラインについては後述します。

↑3人×3組で対戦している様子(組み合わせはあみだくじで決定)

◎今回の見所

  • 遠方からのオンライン参戦
  • 笑いの止まらない初心者
  • 野菜と肉とフジイさん
*遠方からのオンライン参戦

3月ということで、前回まで参加してくれていた学生時代の後輩が、就職のため札幌を離れてしまいました。しかしそんな後輩から「オンラインで参加できないか」との相談があったので、実験的に取り入れてみたのがこの試みです。

オンライン対戦には、permilさん作成の素数大富豪オンラインを利用させていただきました。
permil.net
こちらは今年の2月に公開されたサイトで、なんとチャットしながら素数大富豪のオンライン対戦ができるのです。もちろんグロタンカットやラマヌジャン革命にも対応。

ということで、札幌会場からは2~3人が各自のスマホで接続し、本州にいる後輩2人とオンライン対戦を行いました。

やるのを外から見ていた感想としては、ものすごく“現代っ子の遊び”を眺めている気持ちになりました。いやいや目の前にいるんだから普通に話しなよ、と。笑

それでも、素数大富豪をやりたくてもやれない寂しい気持ちを抱えた人が少しでも減るのであればそれはとても喜ばしいことなので、希望者がいれば今後もやってもいいかなとは思います。
次回やる場合は、各自のスマホではなく、少なくとも1台はタブレットを用意して周りからも観戦できるようにしたり、やっている人と別端末でskype通話しながら遊べるようにしたいです。(wi-fiの使える、長時間トランプしてても怒られない便利な会場が欲しい…!)

*笑いの止まらない初心者

今回は、職場の後輩さん(素数大富豪初心者)に参加してもらいました。

前日に素数大富豪について一通り説明した時は「素数で興奮するとか変態ですねww」と笑っており、いざ会場に着いて最初に他の人が戦っている場面を見たときも、誰かが出した大きな素数をみんなが写真に収める様子を見て「みんなで素数を写真に撮るってwwどういうことww」と爆笑していたんですが、いざ試合に参加してみると、知らない素数を出せたときの喜びを早速実感してしまったらしく「どうしよう、変態になっていく…!」という名言を吐きながら、素数を出しながら、やっぱり笑いが止まらなくなっていました。

文系で、カードゲームは好きだけど計算は苦手で…と言っていた後輩さんがそんな風に楽しんでいる姿を見て、うまく言えないけど、とっても嬉しかったです。

また、ゲーム中に後輩さんが口にした「なんでこれが素数なんですか?」「こんなところにも素数があるんですね!」「なんでこんな数字が素数に?」という疑問は、素数大富豪というゲームをプレイしなかったら、後輩さんの中では一生抱くことのない疑問だったろうと思うと、やっぱり素数大富豪は、数学好きだけのおもちゃにしておくのはもったいないなぁと強く感じました。

*野菜と肉とフジイさん

2月に開催して以降、毎回参加してくれているメンバーの中にフジイさんという数学の苦手な文系女子がいるんですが、このフジイさんが今回のMVPでした。

なぜなら自分で「フジイさん素数」なるものを開拓してきたから。

2413はそれ単体では素数ではないのですが、

  • 8312413(野菜フジイさん)

  • 8318312413(野菜野菜フジイさん)
  • 2929292413(肉肉肉フジイさん)


と、これらは全て素数なのだそうです。笑

この紹介があり、その場でさらに29298318312413なんて素数も発掘されました。
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語呂の良さとフジイさんの素数にかける執念が素晴らしすぎて、この日、終了時に参加者に聞いた「今日印象に残った素数」は、フジイさん一色でした。笑

2月頃には3の倍数判定もままならなかったフジイさんが、素数大富豪というひとつのゲームによって、ここまで素数に情熱を傾けることになったというのはすごいことじゃないでしょうか。確実にプレイヤーを新しい世界に連れ込んでいる。

ちなみに野菜・肉の元ネタはコックさんだそうです。
nisei.hatenablog.com
気に入ってもらえて嬉しい限り。

◎今後のこと

まず、次回は4月1日(土)に開催します。*1
場所はノースエイムという、地下鉄南北線北18条駅から徒歩5分の場所をお借りします。
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今回は飲食代が必要ない代わりに小額ですが場所代がかかっているので、参加者から若干の参加費をいただこうと思っています。金額は素数ならなんでもOKですので、ぜひ1円玉をご用意の上ご参加ください。
集まった金額を見て、入れてもらった素数を当てる…という謎のゲームも(たった今)思いついたのでやるかもしれないし、やらないかもしれません。笑


あと、漠然とした欲望なんですが、素数大富豪研究会を開催したいなぁと最近たびたび思います。
昨年末にやったアドベントカレンダーは本当に楽しくて面白くて、あれを12月以外でもやりたいし、できれば各記事についてみんなであーだこーだ言いたい。

自分としては素数大富豪研究の第一人者を名乗っていきたいと狙っているので*2、誰かが開催してくれるならきっと参加しようと思っているんですが、ただ、「人が集まりやすいから」って理由で東京開催にされるのは本当に辛い*3ので、やっぱり誰かにやられる前に先にやってしまいたい…!と思っています。

ただ、うち(札幌)が参加できて、さらに考案者のせきゅーんさん(大阪)もお誘いできるような会を開くというのは、なかなか難しいものだなというのが今の悩みです。結局オンラインでやるしかないのかな。妙案求む。

*1:はい、今日です。6時間後です。笑

*2:ただし、今のところ成果は何も出していない。あえて言うなら40009を見つけたことくらい。笑

*3:辛い理由は、交通費はもちろんのこと、例えば土日開催なら2日間とも予定を空けないと参加できないし、短期間で往復するのは体力的にもしんどい