にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

たかが山札、されど山札

*この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2017 - Adventarの6日目の記事です。
*5日目はicqk3さんの「素数大富豪cpuの出す手の分析」でした。うちには絶対に書けない視点で、とても新鮮でした!面白い!*1


さて、今日は予告のとおり、「山札」をテーマに書かせていただきます。

はじめに言っておくと、別に公式ルール等に文句をつけたいわけではなく、ただ、山札も素数大富豪の重要な要素のひとつなので大切に取り扱っていこうぜということを改めて言葉にして確認したいがためにこの記事を書きます。よろしくお付き合いくださいませ。

◎公式ルールにおける山札の取り扱い

素数大富豪公式ルールのデフォルト設定では、カードの流し方を以下のとおりとしています。

(D10)カードの流し方
デフォルト...場または素因数場にあるカードの(辞書式)順序について、小さいものから順に山札の下に裏向きに重ねていく。
他の設定例1...流すカード全体をよく切ってから、山札の下に追加する。
他の設定例2...流すカードと山札のカード全体を合わせてよく切り、それを新たな山札とする。

誤解を恐れつつ言わせていただくと、私は上記デフォルト設定のとおり「素数大富豪で流したカードをおもむろに山札の下に追加する人」に出会うと、たまにすごくもやもやします。

このもやもやは、おそらく「唐揚げには当然のようにレモンをかける人」とか「包装紙をためらいなくビリビリと破く人」に遭遇したときの感情に似たものだと思っていて、なんていうか「その行動を批判するつもりはないが、しかし君が今それをベストな方法であると断言できる理由を教えてくれ」と言いたくなるかんじのもやもやなのです。

◎デフォルト設定、使いこなせてますか?

ではなぜ私がこんな些細なことでもやもやするのかというと、このデフォルト設定、正しく使いこなすためにはいくつかの条件をクリアする必要があると思っているからです。

そもそもこのデフォルト設定は、たしかゲームの進行を厳密に定めることを目的として設定されたものだったはず。私は、素数大富豪の公式ルールが見せるこうした完璧主義的な心意気が大好きです。

そして、だからこそ、流れるカードが前提条件のとおりに重なっている状態でなければ「山札にそのまま加える」ことに意味はないと思うのです。

その前提条件とは、場に出されたカードが一定の法則に従って重ねられていることであり、

  • 場に出されたカードは「左が下・右が上」として重ねられている(または逆)
  • 前の人が出したカードと、次の人が出したカードの順序が入れ替わることはない
  • 合成数出しにおいて素因数場*2に出されるカードについても、出すカードの順が一定の法則*3に従っている

といったかんじのことです。

でも、これを人の手で実践するのってなかなか大変だよね?

1〜2枚出し程度ならまだしも、4枚だ5枚だと出すカードが増えていくと、上記の前提条件が必ずしも守られているように見えない場面*4に遭遇します。だから、もやもやしてしまうのです。

加えて、最近になって左利きの人は、左側のカードを上に重ねた方が出しやすい*5ということを知ってしまい、この点を例えば多数派(右利き)の意見のみによって規制することは一部の人に無理を強いるものなのでは?などと思うようにもなりました。


↑121061(素数)。そもそも多くのトランプは、右利きが使いやすいようにできている。

◎厳密にできないなら思いっきりランダムに

そんなわけで、私の主催する「素数大富豪で遊ぼう会in札幌」では、カードを流して山札に追加するという点においてのみ意識的に公式ルールのデフォルト設定を完全無視させていただいております。

流したカードは、素因数も含め、とりあえずごちゃっと積んでおく。
山札がなくなったら、その時点で流れているカードを全部まとめてきって、山札にする。
以上。

これなら、どんなカードの出し方をする人がいてもストレスフリー。
もちろんゲームとしても十分に楽しめます。

素数大富豪における山札の存在とは

素数との出会い系ゲーム」である素数大富豪において、山札からカードを引くことは新しい素数との出会いの下準備になります。

計画的に出会うのも悪いことじゃないけど、たまには運命に導かれた出会いを楽しみたいし、そのためには山札をきるという方法がもっと選ばれてもいいよなと思い、本当に些細なことではありますが、素数大富豪の遊び方(ルール)の一つとして提案させていただきました。*6

ご家庭でゆるゆると遊ぶ際など、参考にしてもらえたら幸いです。

◎あとがき(全力フォロー)

思い返してみれば、自分は幼少期から、別のトランプゲームで“山札がなくなる前に(まだ少し残っている状態で)山札が追加されること”に対してすら「そんなことしたら運命が変わってしまうじゃないか…」ともやもやしていた人間でした。本当に心が狭くてすみません。。

今回は思うことをだいぶ好き放題吐き出させていただいたので、読んでいて不愉快な気持ちになった人がいたらごめんなさい。
また、これまでに対戦していただいた方で「もしや俺のこと…?」とか思っちゃってる人がいたらさらにごめんなさい。断言しますが、違います。誰にも恨みは無いのです。ただ、私が勝手にもやもやを積み重ねてきただけのことなのです。

もちろん、デフォルト設定に則ってしっかりやるというのも楽しみ方のひとつです。
なのでその際はぜひ、事前にプレイヤー同士でカードの重ね方を確認するなどして、もやもやが発生しないように配慮していただけるとすごく嬉しいです。

私はレモンのかかった唐揚げも大好きです。



素数大富豪アドベントカレンダー、明日はtriprod1829さんが何か書いてくださるそうです!とっても楽しみです!!

*1:アドベントカレンダーに投稿いただいている各記事については既に気持ちが溢れ出しそうな勢いなんですが、一応最終日25日にまとめるつもりなので我慢だ…!!ここまで熱い記事ばかりで本当に楽しいです!!

*2:公式ルールに定められてるから言葉として使ってみたけど、これまではほとんど意識してなかったな…

*3:一定の法則:数が小さい方が下になるように出すとか、数が同じなら指数がついている方が上(後)になるように出すとか

*4:これには「前提条件を守る必要がある」という意識がプレイヤー全員に共有されていない場面を含みます。

*5:正確には、手札を持つ時点で左側のカードが手前になるように持った方が持ちやすい。結果的に、カードを出すときも左側のカードが上側になって出されることになる。

*6:公式ルールの設定例1・2に近い部分もありますが、よりランダムで、かつゲームの進行の邪魔になりづらいかなと思います。

エッグインクラウドのイラスト

*この記事はいらすとや Advent Calendar 2017 - Adventarの4日目の記事です。日付は変わってるけど4日目の記事です。異論・反論は認めません。
*3日目はnosiikaさんが素敵な記事を書いてくださいました:いらすとやさん、いつもお世話になっています: みずすましの文芸ノート

いらすとやの中でぶらぶらしてると、見たことのないものに出会うことが多々あるものと思います。

今日はちょっとした必要性から「卵」というキーワードで検索したところ、「エッグインクラウドのイラスト」というものに出会いました。

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なんだこれ…と思ってググったら、「インスタ映えする進化系目玉焼き」とのこと。

matome.naver.jp


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世の中には、いろんな価値観があっていろんなことを考える人がいるもんなんだなぁと改めて感じました。


ちなみにうちは普通の目玉焼きすらめんどくさいよ!ごめんな!
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さて、この記事を最後まで読んでしまった方はぜひ、うちのためにエッグインクラウドを作るか、いらすとやアドベントカレンダーの5日目の記事を書いてください。よろしくお願いします。

初歩からの生物学

*この記事は放送大学 Advent Calendar 2017 - Adventarの4日目の記事です。

年に1科目という超スローペースでゆるゆると放送大学を楽しんでいる二世です。
今年履修したのは「初歩からの生物学('14)」という科目でした。

◎前置き:この科目を履修した経緯

高校時代、「生物I」の最初のテスト勉強で、カエルやウニの卵割(なんたら期がどうとか)を覚えることを求められ、私は即座に「生物」が嫌いになりました。この科目を勉強することの意味が感じられなかったためです。
秋か冬頃になってから習った遺伝関係の分野については、暗記事項も少なかったため、それなりに興味を持ち、それなりの好成績を収めましたが、「生物」という科目への忌避感を払拭するまでには至りませんでした。

しかし大学に入ってみると、どうも生きていくためには生物の勉強が役立ちそうな気配を感じます。生物関係の面白そうな話もたくさん耳に入ってきます。
これはもしや、一度腹を決めて「生物」に取り組んでみた方がいいのだろうか…
…と思いつつも、結局学生時代はのらりくらりと必要な部分だけをつまみ食いし、「生物」と向き合うことを避けてやり過ごしてしまいました。

しかししかし、就職しても状況はあまり変わらず、生物を避けて生きていくことは難しいというか、生物関係の知識を身につけずに過ごしていることで人生損してるんじゃないかという気がして、社会人6年目にしてやっと手をつけたというわけです。

◎ウニの受精がもたらした衝撃

そんな私が、この「初歩からの生物学」の授業で一番感動したのが、第10回「個体の再生産」の回で観たウニの受精と卵割の映像でした。

それは、単に「卵子精子が受精し、その瞬間に受精膜ができる」というだけの動画だったのですが、長らく生物学を見て見ぬふりしてきた自分にとっては、十分に衝撃的でした。

受精膜かっこよすぎ!!!

何がどうなってそんなことが自動的に起こるシステムができあがるんだろうかと、大いに好奇心をくすぐられました。

そうなってしまえば、それに続く受精卵の卵割の説明も面白くないわけがない

ここでやっと、卵割の段階を覚えることはそれぞれの段階に名前をつけることであり、それぞれの段階で起きることを理解するために必要なステップだったのだということが理解できました。10数年前にさっぱりわからなかったことが、いともすんなり受け入れられたのです。

とりあえずこの講義を見終えた私は、うにすごいよ!!うに!!生殖!!細胞!!やばい!!生物やばい!!!!となっていました。
築地の王様 うに 無添加 生ウニ 100g うに丼約2杯分 うに ウニ 雲丹
※うにを食べるのは昔から好きです

◎まとめ

以上が、高校時代に卵割で生物を嫌いになった私が、大人になって卵割を通して生物の魅力に目覚めたというお話でした。

私は別にこの話を通して「高校の授業が面白くなかったのがいけない」とか「放送大学の授業はすごい!」というようなことを言いたいわけではありません。

違うのは、私自身です。
結局勉強は、受け取る側の姿勢が一番大事だという話です。

そして、大人になってから(すなわち自分にとって生物を学ぶ準備が整ってから)、改めて生物を学び直すことができているのは、紛れもなく放送大学のおかげだと思うので、放送大学には感謝してるよっていう話なのです。

おしまい。


*おまけ(追記)

この記事を読んだ方から「そんなに面白い動画ならぜひ観たい」と言われたので、紹介できる類似のYouTube動画はないものかと少し探してみたんですが、残念ながら私が放送大学で見たほど感動できるような動画は見つけることができず、「あれ、やっぱり放送大学の授業がすごいのかな?」と思い直し始めている今日この頃です。
難しい言葉を覚えさせるだけじゃない授業を提供してくれる放送大学は、すごいよー!出会えてよかった!

貯金箱

*この記事は、STAR WARS Advent Calendar 2017 - Adventarの3日目の記事です。
*2日目は「スターウォーズを観る順番」というタイトルでお送りしました。

 

今日はグッズの話でお茶を濁します。

うちのダースベイダーがかっこいいので見てください。

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貯金箱で、後頭部からコインを入れられるようになっています。

主に素数大富豪で遊ぼう会in札幌のとき、参加費の集金に使わせていただいています。

 

はー、素敵。

 

ほろよい冬みかん

*この記事は、うちの〇〇〇可愛い Advent Calendar 2017 - Adventarの3日目の記事です。
*2日目はma_bien_aimeさんのネコさん自慢(?)でした。


まず、初日はいきなり無生物でカレンダーの方向性を迷わせてすみませんでした。
nisei.hatenablog.com
おかげさまでうちの可愛いストーブは修理が完了し、今もせっせと部屋を温めてくれています。ありがとう。


さて、本日は我が家の冷蔵庫の中からかわいいものをご紹介します。

ほろよい冬みかんです。

ほろよいについては過去にも書いたことがあるような気がして探してみたら、ありました。
nisei.hatenablog.com

3年近く経ってもやることが変わってない…!笑
ほろよいのパッケージは、いつ見ても落書きしたくなるかんじがいいですね。

ちなみに悪い顔もいける。


もちろん中身も、しっかりとみかん味を楽しめて、ほどよく酔えて、好きです!

冬っていいね。


うちの〇〇〇可愛い Advent Calendar 2017 - Adventar、明日は、今のところ空席です。
かわいいもの自慢したい方はどんどんご参加ください!