にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

素数大富豪で遊ぼう会in札幌のこれまでとこれから

*この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2017 - Adventarの12日目の記事です。
*11日目はもりしー@9973_prmさんの「語呂合わせ素数で広がる世界」でした。コックさんに始まり語呂合わせの楽しさをごり押ししてきた身としては、読んでて感動を禁じ得ませんでした。というか泣きました。*1


さて、今日はこんなお話を書かせていただきます。

<目次>

素数大富豪で遊ぼう会in札幌を始めた動機

素数大富豪にハマったことのある人にはわかってもらえると思うんですが、特に素数大富豪に夢中になった当初には時折「どうしようもなく素数大富豪がしたい!」という強い気持ちに押し流されそうになることがあります。
素数大富豪アドベントカレンダーが大いに盛り上がり、公式の新ルール(ラマヌジャン革命&指数表記)も誕生した2016年の12月を過ぎて、2017年1月、私もそんな衝動(発作?)に駆られました。

しかし、ひとつの大きな問題がありました。そう、遊んでくれる相手がいないのです。また当時は素数大富豪オンラインも存在せず、CPU相手にやるのも味気なく、トランプを出してひとりでやるのもちょっと寂しい*2
周りの人にも素数大富豪の魅力を語り遊んでもらったりはしていたものの、あまり何度も誘うと「またかよ」って思われそうだし、気をつかう…。

そんな葛藤の中で生まれたのが「素数大富豪で遊ぼう会」でした。*3*4

素数大富豪で遊ぶこと」を目的とした会に参加してくれる人であれば、有無を言わさず素数大富豪の相手をしてもらっても文句はないはず!
ついでに、オープンなイベントにすれば、数少ない素数大富豪プレイヤーとの交流ができるかもしれない。twitterなんかで「素数大富豪やってみたいけど相手がいないなー」なんて呟いてる人をこちらの世界に引き込むきっかけになるかもしれない。素数大富豪中毒者の助けにもなるかもしれない。

そんなことを考え、会を開くことに決めたのでした。

素数大富豪で遊ぼう会in札幌の目指したもの

上記のような動機で作った会なので、第一の目的は素数大富豪で遊ぶことです。勝っても負けても、強くても弱くても、素数大富豪で楽しく遊べればそれでOK。

あとは、ついでに自分以外にも素数大富豪にハマってくれる人が現れたらいいなー、とか、素数大富豪が好きな人と知り合えたらいいなー、とか、そんなかんじです。

そして素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、結果的には、私が期待した以上のものをもたらしてくれました。

素数大富豪で遊ぼう会in札幌がくれたもの

ということで、どんどん紹介します。

1.素数大富豪プレイヤー同士のつながり

初回は基本的に知人(またはそこからのつながり)を集めて開催したんですが、その後もtwitterfacebookで告知をしながら続けていると、思った以上に初対面の方々が参加してくれました。その中には、「ルールは知らないけど素数大富豪という名前が面白そうだったから」と言って参加してくれるような人もいて、やはりこの「素数大富豪」という名前のキャッチーさはすごいなと何度も実感させられました。
これまでに、だいたい10代から40代までの、社会人・大学生・大学院生・高校生・求職中の人などなどに参加していただき、だいぶ素数大富豪の輪らしいものができつつあるのかなと思います。

2.素数が好きな人たち(文系・理系を問わない)

素数大富豪で遊ぼう会in札幌の参加者の特徴としては、前述のとおり年代や職業がバラバラということに加えて、「必ずしも数学が好きでない人」の割合が多いというのも挙げられると思います。
これは、単に私が「職場の人たちが誘いやすかったので、彼/彼女らが仕事帰りに立ち寄れる場所で開催した」ということが一番の原因かなと思いますが、結果としてなかなか面白い世界が生まれました。

この辺りは、たぶん今後の素数大富豪アドベントカレンダーの中で語ってくれる人が現れる予感がするので*5今日は割愛しますが、例えば、参加当初には「素数ってなんでしたっけ?」と言っていた女の子達が、嬉々として素数を列挙して語り始める光景などは、通常ではなかなか見ることはできないものでしょう。

会を欠席する後輩から、仕事帰りに「手土産の素数」をもらったこともありました。笑

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また、先日久々に会った友人は、お酒を飲みながら4枚出しの合成数の有用性について語ってくれました。
その合成数の素因数は、うちが数回聞いても覚えられないくらいのものだったので、「元々理系だけど、でも半年前は絶対にこんな奴ではなかったよね…?」と思いながら、でもその変化がすごくすごく嬉しかったです。

3.新規プレイヤー開拓のノウハウ

初参加・初プレイの人に何度も説明するうちに、ルール説明はだいぶ洗練されてきたと思います。
で、参加者からの要望を受け、1枚の紙にまとめたのがこちらでした。
nisei.hatenablog.com
おかげさまでご好評いただいており、嬉しい限りです。

ちなみに最初はこんなかんじのものでした。
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我ながら成長したなぁ。

4.もっと素数大富豪を楽しむための仕掛け

会として長時間遊ぶうちに、いくつか生まれたものがあるのでご紹介します。
◎“今日出したい素数”&“今日印象に残った素数
「漫然と素数大富豪をしていても、慣れてくるとだいたい知ってる素数だけで試合が成立してしまって、なかなか出会いがない。」「何度もやっていると、だんだんなんのためにやっているのかわからなくなる。」「結局は素数をたくさん覚えてる人が強いんじゃないの?」
そんなマンネリ感や不安に抗うべく作ったシステムが、“今日出したい素数”と“今日印象に残った素数”です。

まず、会のはじめには“今日出したい素数”とその理由を挙げてもらいます。
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理由はなんでもいいし、初心者の人は知っている素数や、その日の日付*6を書いてもらえればOK。
すると、その後のゲームでは、試合に勝つことに加えて、自分の挙げた数を出すことが目的になります。また、実際に出すことができると、なんとなく他の人たちに褒めてもらえます。さらにそれが珍しかったり面白かったり桁の大きい素数だったりすると、自分の出した素数がいろんな人に写真を撮られたりして、人気者になります。どうもこれが楽しいらしい。

その結果、2回目以降になると、多くの人がより凝った“今日出したい素数”を用意してきてくれるようになりました。
生活の中でふと出会った数を紹介してくれる人。強い素数を調べてくる人。好きなアイドルの誕生日から素数をとってくる人。愉快な語呂合わせを次々に考えてくる人。
そのアプローチは様々で、それを聞いてるだけでもしばらく楽しめそうなくらいです。

“今日印象に残った素数”の方は、実は最近は面倒になってあまりやっていないんですが、会の終わりにみんなに挙げてもらっていました。“今日出したい素数”に比べて大きな素数や面白い素数を出せるようになっていれば、その会での出会いをもっと大切にできるかなー、という意図です。

この辺りの素数については、各回分のカードを集めて保存しているので、余裕ができたらまた改めてご紹介したいと思います。

ラマヌジャン革命タクシー
「あ、そうか、革命起きてるんだった!」という言葉がちょくちょく飛び交うのを見て、ミニカー買ってきて作りました。

ミニカーを買ったのはたぶん人生で初めてです。1台限定だけど、今後素数大富豪で遊ぼう会に参加する人はぜひ使ってね!

5.その他:間接的に生み出したもの

素数大富豪ディーラー
この会を始めた当時、素数判定に使う主要なアプリは素数チェッカであったと記憶しています。
しかし、素数チェッカはiOSでしか使えません。また、判定すると前後の数が素数であるか否かまで見えてしまうことなど、素数大富豪において、特にプレイヤー同士で素数判定をするときに使うには、いくつか弱点がありました。
そこで、会の参加者*7が「タイマー機能と、素数大富豪に特化した*8素数判定機能のついたアプリが欲しい!」と言い出し、作ったのが「素数大富豪ディーラー」でした。
simplestworks.storeinfo.jp
欲しいからってアプリの作り方調べ始めて2週間やそこらで完成させちゃうその人がすごいっちゃすごいんですが、そんな人を突き動かしたのも素数大富豪で遊ぼう会in札幌の存在だったということで*9、これも副産物としてカウントさせていただきます。

素数大富豪界における札幌の存在感
これは関東にいる人からコメントをもらっただけなので、あまり自分で実感しているものではないんですが、どうやら、以前は関東・関西などで数学好きな人が集まったときにプレイされることが主だった素数大富豪に、地方開催&数学コミュニティ外での盛り上がりということで、軽く新しい風を吹き込むことができたんじゃないかという話です。これが本当だったら嬉しい限りです。札幌は楽しくて素数大富豪もできるいいところだよ!!笑

これまでの素数大富豪で遊ぼう会in札幌(記録)

このブログを利用して、「やったよ!」という記録は毎回つけていました。
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
nisei.hatenablog.com
というか今年ほぼこの関係の記事しか書いてないですね。笑
11月分(東京&札幌でやりました!)はこれから(できれば年内に)書く予定です。筆が遅くてすみません…
人が少なくてちょっと寂しいなーと思った回などもありましたが、振り返ればどの回も思い出がいっぱいです。*10

これからの素数大富豪で遊ぼう会in札幌

明日12月13日(水)15:00〜22:00に、やります!!

この12月13日の回で、「素数大富豪で遊ぼう会in札幌」はひとまず最終回とする予定です。
「ひとまず」とか「予定」とかなんとも歯切れが悪いかんじになっているのは、ここ最近ますます人が集まるようになってくれていて、「もっとやりたい」という気持ちがうちの中でも強くなっているからです。

この11ヶ月で得たものは、まだ全然書ききれていないくらいたくさんあって、感謝の気持ちを伝えたい人もたくさんいて、これからも一緒に素数大富豪したい人たちもたくさんいます。月1ペースでも開催するのが大変だと言いつつ、会が近付けばまた素数大富豪したい衝動に駆られて、会が終わって帰っても醒めやらぬ興奮の余韻で素数を書き出してみたりしている自分もいます。あれ、やっぱりやめたくないのか。

とはいえ、年明け以降、少なくとも春までは定期的に開催することがお約束できないこともあり、自分にとっては「やらなきゃ」と思うだけでストレスになってしまうこともあり、ひとまず最終回ということにさせてもらいます。*11

ということで、興味がある方はぜひ明日ご参加ください!
ぽらすのごはんは美味しいよ☆笑


最後になりましたが、今日紹介したものは必ずしも「素数大富豪で遊ぼう会in札幌」が生み出したものではなくて、むしろ多くは「素数大富豪」それ自体の魅力により生み出されたものだと思うので、今日もやっぱり素数大富豪はすごいなって結論で締めたいと思います。




明日は@butchi_yさんの「素数大富豪大会トーナメント表を見て思いついた覆面算」です。面白そう!!

*1:語呂合わせにより、自分が出会った素数を他人が覚えてくれる楽しさというがより簡単に味わえるようになるんですが、この楽しさというのは「他人に認められることで自分のものであることが確認される」という安心感であり、即ちその数との結婚のようなものなのではないかと思ったり思わなかったりしています。

*2:実際、あまりにもやりたすぎるときは2〜3人分の手札を配って1人で遊んだりしてました

*3:ネーミングは、ビラを作っているときに適当に決めたものです。「in札幌」が付いたのは、twitterで情報を流したときに一目で開催場所がわからないとぬか喜びする人がいたら可哀想だなという配慮でしたが、そう考えて見ると関東で開催するイベントでは地名を入れてくれるものが少ないので若干不公平だなと思ったりします。個人的には、素数大富豪の本拠地はあくまで大阪だと思うので、今後も大阪以外の地で何かを開催するときは「in○○」をつけていこうと考えてます。

*4:しかしそれにしてもちょっとこの名前は長いよなと思ったり思わなかったり。まぁ「素数大富豪会」とか略していただければと思いますというかうちはだいたいそう呼んでます。

*5:20日辺りがそんな話なのではないかと予想(期待)しているんですが、違ったら後日でもまた自分で書きます

*6:素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、毎回日付(月日を並べた数)が素数になる日を開催日としていました。

*7:もちろんAndroidユーザー

*8:つまりは、10〜13のまま入力ができるとか、合成数なら素因数分解した形も表示してくれるとかそういうこと

*9:一応本人にも確認済

*10:そろそろまた泣きそう

*11:もし同じように「素数大富豪で定期的に遊びたい」と思ってくれる人がいるのであれば、開催の協力はしたいし、できる限りで参加させてもらいたいとは思っているんですが…どうかな…

いらすとやのイラスト当てクイズ(その1)

*この記事はいらすとや Advent Calendar 2017 - Adventarの8日目の記事です。
*6日目と7日目は、もりしー@9973_prmさんが楽しい記事を書いてくれました!

いらすとやアドベントカレンダーが、思いの外続いています!すごい!ありがたい!

実はついさっき、7日の23:58にこの記事をあげて投稿しようとしたら、もりしーさんが23:53に7日目の記事を投稿してくれていたという素敵な事故がありました。笑

すべりこみ大歓迎!!



ということで、突然ですが問題です。
これは何のイラストでしょーか?

Q.1
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Q.2
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Q.3
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タイトルを当ててください。
特にオチはなく、本当にただのクイズです。

ちゃんと自分なりの答えを出してから答えを見てくださいね!





正解は…

A.1
http://www.irasutoya.com/2017/09/blog-post_990.html
これを書こうと思いつく発想もすごいし、このイラストが「物語」のカテゴリに入っているのもじわじわくる

A.2
http://www.irasutoya.com/2015/02/blog-post_852.html
見えないものを描いてしまうのすごい

A.3
http://www.irasutoya.com/2017/11/blog-post_480.html
www


以上でした。

いらすとやは眺めてるだけでホントに楽しいですね!
逆に、このテーマだったら自分はどんな絵が描けるかな?とか考えてみるのも面白いです。

またいくつか楽しいイラスト見つけたらご紹介します!

たかが山札、されど山札

*この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2017 - Adventarの6日目の記事です。
*5日目はicqk3さんの「素数大富豪cpuの出す手の分析」でした。うちには絶対に書けない視点で、とても新鮮でした!面白い!*1


さて、今日は予告のとおり、「山札」をテーマに書かせていただきます。

はじめに言っておくと、別に公式ルール等に文句をつけたいわけではなく、ただ、山札も素数大富豪の重要な要素のひとつなので大切に取り扱っていこうぜということを改めて言葉にして確認したいがためにこの記事を書きます。よろしくお付き合いくださいませ。

◎公式ルールにおける山札の取り扱い

素数大富豪公式ルールのデフォルト設定では、カードの流し方を以下のとおりとしています。

(D10)カードの流し方
デフォルト...場または素因数場にあるカードの(辞書式)順序について、小さいものから順に山札の下に裏向きに重ねていく。
他の設定例1...流すカード全体をよく切ってから、山札の下に追加する。
他の設定例2...流すカードと山札のカード全体を合わせてよく切り、それを新たな山札とする。

誤解を恐れつつ言わせていただくと、私は上記デフォルト設定のとおり「素数大富豪で流したカードをおもむろに山札の下に追加する人」に出会うと、たまにすごくもやもやします。

このもやもやは、おそらく「唐揚げには当然のようにレモンをかける人」とか「包装紙をためらいなくビリビリと破く人」に遭遇したときの感情に似たものだと思っていて、なんていうか「その行動を批判するつもりはないが、しかし君が今それをベストな方法であると断言できる理由を教えてくれ」と言いたくなるかんじのもやもやなのです。

◎デフォルト設定、使いこなせてますか?

ではなぜ私がこんな些細なことでもやもやするのかというと、このデフォルト設定、正しく使いこなすためにはいくつかの条件をクリアする必要があると思っているからです。

そもそもこのデフォルト設定は、たしかゲームの進行を厳密に定めることを目的として設定されたものだったはず。私は、素数大富豪の公式ルールが見せるこうした完璧主義的な心意気が大好きです。

そして、だからこそ、流れるカードが前提条件のとおりに重なっている状態でなければ「山札にそのまま加える」ことに意味はないと思うのです。

その前提条件とは、場に出されたカードが一定の法則に従って重ねられていることであり、

  • 場に出されたカードは「左が下・右が上」として重ねられている(または逆)
  • 前の人が出したカードと、次の人が出したカードの順序が入れ替わることはない
  • 合成数出しにおいて素因数場*2に出されるカードについても、出すカードの順が一定の法則*3に従っている

といったかんじのことです。

でも、これを人の手で実践するのってなかなか大変だよね?

1〜2枚出し程度ならまだしも、4枚だ5枚だと出すカードが増えていくと、上記の前提条件が必ずしも守られているように見えない場面*4に遭遇します。だから、もやもやしてしまうのです。

加えて、最近になって左利きの人は、左側のカードを上に重ねた方が出しやすい*5ということを知ってしまい、この点を例えば多数派(右利き)の意見のみによって規制することは一部の人に無理を強いるものなのでは?などと思うようにもなりました。


↑121061(素数)。そもそも多くのトランプは、右利きが使いやすいようにできている。

◎厳密にできないなら思いっきりランダムに

そんなわけで、私の主催する「素数大富豪で遊ぼう会in札幌」では、カードを流して山札に追加するという点においてのみ意識的に公式ルールのデフォルト設定を完全無視させていただいております。

流したカードは、素因数も含め、とりあえずごちゃっと積んでおく。
山札がなくなったら、その時点で流れているカードを全部まとめてきって、山札にする。
以上。

これなら、どんなカードの出し方をする人がいてもストレスフリー。
もちろんゲームとしても十分に楽しめます。

素数大富豪における山札の存在とは

素数との出会い系ゲーム」である素数大富豪において、山札からカードを引くことは新しい素数との出会いの下準備になります。

計画的に出会うのも悪いことじゃないけど、たまには運命に導かれた出会いを楽しみたいし、そのためには山札をきるという方法がもっと選ばれてもいいよなと思い、本当に些細なことではありますが、素数大富豪の遊び方(ルール)の一つとして提案させていただきました。*6

ご家庭でゆるゆると遊ぶ際など、参考にしてもらえたら幸いです。

◎あとがき(全力フォロー)

思い返してみれば、自分は幼少期から、別のトランプゲームで“山札がなくなる前に(まだ少し残っている状態で)山札が追加されること”に対してすら「そんなことしたら運命が変わってしまうじゃないか…」ともやもやしていた人間でした。本当に心が狭くてすみません。。

今回は思うことをだいぶ好き放題吐き出させていただいたので、読んでいて不愉快な気持ちになった人がいたらごめんなさい。
また、これまでに対戦していただいた方で「もしや俺のこと…?」とか思っちゃってる人がいたらさらにごめんなさい。断言しますが、違います。誰にも恨みは無いのです。ただ、私が勝手にもやもやを積み重ねてきただけのことなのです。

もちろん、デフォルト設定に則ってしっかりやるというのも楽しみ方のひとつです。
なのでその際はぜひ、事前にプレイヤー同士でカードの重ね方を確認するなどして、もやもやが発生しないように配慮していただけるとすごく嬉しいです。

私はレモンのかかった唐揚げも大好きです。



素数大富豪アドベントカレンダー、明日はtriprod1829さんが何か書いてくださるそうです!とっても楽しみです!!

*1:アドベントカレンダーに投稿いただいている各記事については既に気持ちが溢れ出しそうな勢いなんですが、一応最終日25日にまとめるつもりなので我慢だ…!!ここまで熱い記事ばかりで本当に楽しいです!!

*2:公式ルールに定められてるから言葉として使ってみたけど、これまではほとんど意識してなかったな…

*3:一定の法則:数が小さい方が下になるように出すとか、数が同じなら指数がついている方が上(後)になるように出すとか

*4:これには「前提条件を守る必要がある」という意識がプレイヤー全員に共有されていない場面を含みます。

*5:正確には、手札を持つ時点で左側のカードが手前になるように持った方が持ちやすい。結果的に、カードを出すときも左側のカードが上側になって出されることになる。

*6:公式ルールの設定例1・2に近い部分もありますが、よりランダムで、かつゲームの進行の邪魔になりづらいかなと思います。

エッグインクラウドのイラスト

*この記事はいらすとや Advent Calendar 2017 - Adventarの4日目の記事です。日付は変わってるけど4日目の記事です。異論・反論は認めません。
*3日目はnosiikaさんが素敵な記事を書いてくださいました:いらすとやさん、いつもお世話になっています: みずすましの文芸ノート

いらすとやの中でぶらぶらしてると、見たことのないものに出会うことが多々あるものと思います。

今日はちょっとした必要性から「卵」というキーワードで検索したところ、「エッグインクラウドのイラスト」というものに出会いました。

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なんだこれ…と思ってググったら、「インスタ映えする進化系目玉焼き」とのこと。

matome.naver.jp


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世の中には、いろんな価値観があっていろんなことを考える人がいるもんなんだなぁと改めて感じました。


ちなみにうちは普通の目玉焼きすらめんどくさいよ!ごめんな!
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さて、この記事を最後まで読んでしまった方はぜひ、うちのためにエッグインクラウドを作るか、いらすとやアドベントカレンダーの5日目の記事を書いてください。よろしくお願いします。

初歩からの生物学

*この記事は放送大学 Advent Calendar 2017 - Adventarの4日目の記事です。

年に1科目という超スローペースでゆるゆると放送大学を楽しんでいる二世です。
今年履修したのは「初歩からの生物学('14)」という科目でした。

◎前置き:この科目を履修した経緯

高校時代、「生物I」の最初のテスト勉強で、カエルやウニの卵割(なんたら期がどうとか)を覚えることを求められ、私は即座に「生物」が嫌いになりました。この科目を勉強することの意味が感じられなかったためです。
秋か冬頃になってから習った遺伝関係の分野については、暗記事項も少なかったため、それなりに興味を持ち、それなりの好成績を収めましたが、「生物」という科目への忌避感を払拭するまでには至りませんでした。

しかし大学に入ってみると、どうも生きていくためには生物の勉強が役立ちそうな気配を感じます。生物関係の面白そうな話もたくさん耳に入ってきます。
これはもしや、一度腹を決めて「生物」に取り組んでみた方がいいのだろうか…
…と思いつつも、結局学生時代はのらりくらりと必要な部分だけをつまみ食いし、「生物」と向き合うことを避けてやり過ごしてしまいました。

しかししかし、就職しても状況はあまり変わらず、生物を避けて生きていくことは難しいというか、生物関係の知識を身につけずに過ごしていることで人生損してるんじゃないかという気がして、社会人6年目にしてやっと手をつけたというわけです。

◎ウニの受精がもたらした衝撃

そんな私が、この「初歩からの生物学」の授業で一番感動したのが、第10回「個体の再生産」の回で観たウニの受精と卵割の映像でした。

それは、単に「卵子精子が受精し、その瞬間に受精膜ができる」というだけの動画だったのですが、長らく生物学を見て見ぬふりしてきた自分にとっては、十分に衝撃的でした。

受精膜かっこよすぎ!!!

何がどうなってそんなことが自動的に起こるシステムができあがるんだろうかと、大いに好奇心をくすぐられました。

そうなってしまえば、それに続く受精卵の卵割の説明も面白くないわけがない

ここでやっと、卵割の段階を覚えることはそれぞれの段階に名前をつけることであり、それぞれの段階で起きることを理解するために必要なステップだったのだということが理解できました。10数年前にさっぱりわからなかったことが、いともすんなり受け入れられたのです。

とりあえずこの講義を見終えた私は、うにすごいよ!!うに!!生殖!!細胞!!やばい!!生物やばい!!!!となっていました。
築地の王様 うに 無添加 生ウニ 100g うに丼約2杯分 うに ウニ 雲丹
※うにを食べるのは昔から好きです

◎まとめ

以上が、高校時代に卵割で生物を嫌いになった私が、大人になって卵割を通して生物の魅力に目覚めたというお話でした。

私は別にこの話を通して「高校の授業が面白くなかったのがいけない」とか「放送大学の授業はすごい!」というようなことを言いたいわけではありません。

違うのは、私自身です。
結局勉強は、受け取る側の姿勢が一番大事だという話です。

そして、大人になってから(すなわち自分にとって生物を学ぶ準備が整ってから)、改めて生物を学び直すことができているのは、紛れもなく放送大学のおかげだと思うので、放送大学には感謝してるよっていう話なのです。

おしまい。


*おまけ(追記)

この記事を読んだ方から「そんなに面白い動画ならぜひ観たい」と言われたので、紹介できる類似のYouTube動画はないものかと少し探してみたんですが、残念ながら私が放送大学で見たほど感動できるような動画は見つけることができず、「あれ、やっぱり放送大学の授業がすごいのかな?」と思い直し始めている今日この頃です。
難しい言葉を覚えさせるだけじゃない授業を提供してくれる放送大学は、すごいよー!出会えてよかった!