コロンブスの卵
今日は立春。
ということで、所属団体のブログには「立春の卵」の話を書かせてもらいました。
「立春の卵」の内容に関しては上記ブログを読んでいただくとして(宣伝)、こちらのブログでは卵にまつわるもうひとつの有名なお話のことを考えましょう。
そう、「コロンブスの卵」です。
この言葉、もちろんこれまでに何度も聞いたことはあったのですが、どういう意味かと尋ねられると「ほらあれでしょ、コロンブスが卵を立てるとか言って、底を潰して立てたとか、なんかそんなかんじの…」とものすごく歯切れが悪くなってしまう自分がいて、要は全然意味がわかっていませんでした。
なので今日こそは、「コロンブスの卵」の意味するところを調べて覚えてやろうと思います。
てことで、ググりました。
新大陸発見を祝う凱旋式典で「誰でも西へ行けば陸地にぶつかる。造作も無いことだ」などとコロンブスの成功を妬む人々に対し、コロンブスは「誰かこの卵を机に立ててみて下さい」と言い、誰も出来なかった後でコロンブスは軽く卵の先を割ってから机に立てた。「そんな方法なら誰でも出来る」と言う人々に対し、コロンブスは「人のした後では造作も無いことです」と返した。これが『コロンブスの卵(Egg of Columbus)の逸話であり、「誰でも出来る事でも、最初に実行するのは至難であり、柔軟な発想力が必要」「逆転の発想」という意の故事で今日使われている。
(Wikipedia 「クリストファー・コロンブス」より)
…なるほど。やっと理解。
ちなみに私、知識が非常に偏っている人間なので、コロンブスという人に関する
という情報を読んだだけでも「へぇー」と思ってしまうくらいのコロンブスビギナーです。
でも思ったより、昔から持っていた漠然とした知識も間違ってはいなかったようで。
これで今後は安心して「コロンブスの卵の話からの立春の卵の話」という会話が展開できそうです!
これらの話をまとめるとしたら、「卵は立たないもの」ということを前提としたコロンブスの逸話の影響で、一般に「卵は立たないものである」ということが印象づけられ、その思い込みをぶち壊した中谷宇吉郎はさながら新たなコロンブスということになるのでしょうか。
「卵」というテーマだけでどれだけ話を広げられるものか、少しずつ挑戦してゆきたい気持ちになっている今日この頃です。