にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

第2回 日曜数学会in札幌 に参加しました

2月の開催から約半年経ち、日曜数学会in札幌がまさかの(笑)第2回を開催!
連動企画「“エッシャーの世界” を見に行こう」も含めて、とても楽しい2日間だったので、軽く感想と反省をまとめます。

ニコ生の様子もあと数日間くらいはタイムシフトとやらで観られるらしいので、興味がある方は急ぎご確認ください!

**2016年9月24日(土) 日曜数学会 in 札幌

札幌駅から徒歩約5分(体感)の札幌カフェ5Fでの開催でした。
アクセスが良くて、部屋は広くて、プロジェクターとホワイトボードが自由に使えて、エレベーターもあって、ゴミも回収してくれて、なかなか良い会場だったと思います。
あとはちゃんとゴミ袋が貰えて、無線LANが使えて、窓にブラインドがあれば最高だったんですが、、まぁ仕方ない。

以下、感想は思いついた順に書きます。

*LTとしてのレベルは高かったと思いますがどうですか

tsujimotterさんの「エッシャーと双曲幾何」に始まり、第1回以上に楽しくて易しい発表が多かったように思います。
「発表時間5分」はほぼ守れなかったものの、「質疑含めて10分」は時々(笑)守られてたし!
写真担当として「それっぽい写真」を撮ることに夢中になったりレクリエーションの準備をしたりしていて他の方の発表をあまり集中して聞くことができなかった自分ですら、楽しめる発表がいっぱいでした。
特に三好さんの「スターンの二原子数列を聴いてみよう」は、自分の発表の直前だったこともあって断片的にしか聞けなかったので、もう1回ちゃんと自分の頭で考えながらじっくりと見たい気持ちです。
あと個人的な感動が一番強かったのは、しろがねさんの発表です。しろがねさんとは普段から勉強会を一緒にする仲で、実は今回の発表についても、勉強会の場を使って事前打ち合わせをしていたのですが、そこで「しろがねさんの絵は絶対に入れてほしい」とリクエストしたら見事にそれに答えてくれまして、さらにそれが見事に盛り上がりまして、とてもとても嬉しかったです。

*LTの発表順について

発表者リストの「遠藤逸ノ城」「二世」「三好」という文字列を見て、これはもう発表者の名前に数字をこじつけてその順に並べるしかないでしょう!とごく一部で盛り上がりまして、以下のような順になりました。
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ちなみに、"狡猾な狐"さんが発表することになったのは当日昼の受付時だったので、その前の時点の予定では「5」に当たる部分は「5分休憩」としていました。笑 ちょうどそこにはまってくれる狐さんが発表をしてくれてよかった!

*入れるゼータ関数(仮名)の上空に百二十七能升が飛んだ

個人的にはこれが今回の日曜数学会in札幌の一番の事件だったかなと。

まず、VRの人・宮森さんが、tsujimotterさんのために用意した、ゼータ関数VRが普通にすごすぎでした。
「見たい」というモチベーションで作った3Dデータにまさか入れちゃう日が来るなんて。。tsujimotterさんが本当に幸せそうで楽しそうで、面白かったです。笑
感想を語る姿は、さながら宇宙から帰還した宇宙飛行士でしたww

ゼータ関数の極をこの目で見た!と語るtsujimotterさん
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↓極が無限にそびえたっていた!と語るtsujimotterさん
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↓下を向くとそこにはゼロ点があった!と語るtsujimotterさん
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そして「3Dデータがあればできますよ」ってさらりと言っちゃうVRの人やばいな…と思っていたら、その後の岩山さんの発表で登場した万能升ならぬ百二十七能升が、宣言通り、数十分後にはゼータ関数の上空に浮かんでいました。(というか位置的にはゼータ関数の無限の極に突き刺さっていた)
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各々が作ったものを披露するだけでなく、会の中でそれらがあわさって新しいものができていく日曜数学会…本当に素敵です。

*フリータイムも2次会も盛り上がって良かった

発表は前述のとおりたいそう面白く、見事に時間押しまくりだったんですが、その後のフリータイムもだいぶ楽しかったです。
エッシャーを鑑賞する人(と解説する人)、ゼータ関数の中を歩き回る人、知恵の輪を解く人、折り紙をする人、和歌を詠む人、オイラーかるたを考える人、などなど…
うちは写真係もしながら歩き回っていたら忙しすぎて、フリータイムは本当にあっという間でした。

あ、オイラーかるたについては、後日きちんとかるたの形にして公開予定です。(絵札をいらすとやにするか、しろがねさんに依頼するかを迷い中)

2次会も、1次会参加者の12人中11人が参加するという盛況ぶり。いやすごい。

**2016年9月25日(日) 連動企画「“エッシャーの世界” を見に行こう」

札幌芸術の森で開催されている「エッシャーの世界」という展覧会をみんなで観に行くという企画でした。
2日間も続けて参加してくれる人なんてどれだけいるのだろう…と思いきや、まさかの8人が参加!それだけ、前日の日曜数学会やtsujimotterさんの発表が楽しくて魅力的だったということでしょう。すごい。
VRの人・宮森さんも、1日目には「参加できるかわからない」と言っていたものの、


ということでまんまと参加しておりました。笑 もはや仕事の邪魔になってるみたいだけどこれでいいのか…いや、いいんだ!

*「円の極限」と「オイラー和歌」がコースターになった

1日目の日曜数学会で紹介されていたエッシャーの「円の極限IV(天国と地獄)」
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と、日曜数学会終わりに発表された狐さんのオイラー和歌
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が、2日目には、日下さんの手によってコースターになって登場しました。
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ここで日下さんも「データさえあればできるんです」と言っていたので、たぶん情報系の人ってデータさえあればできる人たちなんだと思います。本当は技術とかセンスとかいろいろ必要だと思うけど、それは既に持ち合わせてるということなんだよな。すごいな。

エッシャー展はとても良かった

tsujimotterさんの語ってくれた「円の極限III」はもちろんのこと、版画にだまし絵にと、とてもとても楽しかったです。なんだか無性に版画したくなりました。
自分は普段から美術館とか科学館とかとにかく長時間滞在してしまうタイプで、他の人と行くと不完全燃焼に終わることが多いのですが、その点も今回は自分のペースで見られて良かったです。(滞在時間約3時半)

*ごはんを食べながら素数大富豪(逆かも)

エッシャー展終了後は、札幌駅に戻ってみんなでごはん。(参加率100%!)
その場で、1日目にやり逃していた素数大富豪をしました。
偶数を出したり3の倍数を出したりといった凡ミスもありつつ、3枚出しのターンが妙に続くこともありつつ、わいわい楽しい時間を過ごしました。初心者から経験者までみんなで楽しめる素数大富豪はやっぱりすごい。

**まとめ

以上、全然まとまっていないしまだまだ漏れもありそうですが、とりあえず感想でした。はー、ホント楽しかった。
日曜数学会in札幌は、東京ほど人は集まらないものの、少数精鋭で面白い人・すごい人たちが集まる会になっている気がします。特に今回は、各々が作ったものを持ち寄るだけでなく、それらが組み合わさってさらに新しくて面白いもの(作品だけでなく知識や見方も含む)ができるような空間になっていて、ちゃんと価値あるものになっていたと思います。
広報的には、事前に内容がもっと見えるようになったらいいのだろうか。あとは、ニコ生で公開するからには、観ている人たちにももっと楽しんでもらえるようにしなきゃですね。(でも開催頻度は低いし、すぐ改善される気もしないので、今回もどかしい思いをした人はやっぱり札幌来ちゃうのがオススメですw)

*反省点も挙げておく

最後に一応、反省点も挙げておきます。

  • tsujimotterさんが忙しすぎる

前回も同じような反省をしていた気はするけども…tsujimotterさんは司会&盛り上げ役に専念してもらい、せめてニコニコ生放送の管理を他の人ができればいいなぁと思いました。でも自分では仕組み等がさっぱりわからず役に立てないのがもどかしい…。

  • ごはんもお酒もあまりが出た

足りないよりはいいけど…ちょっと反省。13時開始だったらごはんはそんなにいらないようです。そして6本しか買わなかったサッポロクラシックが余るとは一体どういうことなんだ。置いた位置がちょっと遠かったのも影響した気はする。次回こそは。

  • 基本遅刻してた

1日目も2日目も、予定の時間には全然間に合ってませんでした。終わりの時間も全く守れず。がんばろう幹事団。


あ、自分の発表についてはまた次の記事で!

参考:第1回日曜数学会in札幌の感想

nisei.hatenablog.com
そして後半記事を書いていないことに気付く今日この頃…