カエデのタネ
今日は、カエデのタネのおはなし。
植物のタネの中ではかなり有名…だと思われる、カエデのタネ。
↑これはさっきの写真とはまた別の種のタネですが、
とにかくカエデのタネは、羽(翼)のような部分があるというのが特徴です。
こういうのを、翼果(よくか)と呼ぶらしいです。
カエデはこの翼によって空を飛びます。
と言っても、もちろん羽ばたいたりするわけではなく…
実際は、枝から落下する際にくるくると回って、
ただ落ちるだけよりはちょっとゆっくり落ちるかなーというくらいです。
でもこの「ちょっとゆっくり」落ちている間に
横風がびゅーんと吹いてくれたら、ただ落ちるだけよりは
少し遠くに行ける可能性が高まるわけで
その「少し」が、長い目で見るとじわじわと効いてくる…
ということのようです。
特徴的なタネなので、その気になれば身近なところで結構見つけられます。
発見した際にはぜひ、高いところからそっと落としてみてください。
「ちょっとゆっくり」落ちるその姿に
長い長い植物の歴史を感じること間違いなし。