にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

友情ヨーソロー

ラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventar
23日目の記事でした。。遅れましたすみません。。

22日目は@hideo54さんの「スクフェスのライブスコアを取得する”schfeslog”を作った話」でした。

うちは面白いものを作ったりはできないので、今日は普通にアニメの感想を書きます〜。

◎はじめに

ラブライブ!サンシャイン!!』は、「何かしたいけど何をしていいかわからなかった」千歌ちゃんが、スクールアイドルというものに出会い、「みんなでキラキラ輝く」ことを目指してAqoursを結成する物語です。

個人的には花丸ちゃん(通称 ずら丸)が可愛くて大好きなんですが、第8話「くやしくないの?」及び第11話「友情ヨーソロー」を観て、どうしても渡辺曜という少女から目を離せなくなってしまいました。
ということで、今日は主に上記2話のことを中心に、曜ちゃんについて思うことをまとめたいと思います。

なおここからは、アニメを既に観ていることを前提に進めますので悪しからず。

◎第8話「くやしくないの?」

まず、良いタイトルですね。
東京で苦い経験をして帰る電車の中での、曜ちゃんから千歌ちゃんに向けたセリフです。

この回で曜ちゃんは千歌ちゃんに対して「やめる?スクールアイドル」とも問いかけます。
第2話・第3話でも「じゃあ、やめる?」とか「諦める?」とか言って千歌ちゃんの奮起を誘っており、これが曜ちゃんなりの、千歌ちゃんに対する着火方法なのです。*1
しかし、これまでは「やめない!」「やるしかないよ!」「諦めない!」とすぐに奮起してくれた千歌ちゃんが、今回は何も答えずに車に乗り込んで帰ってしまいます。
そんな千歌ちゃんを見て思い悩む曜ちゃん…。

そして注目すべきは、曜ちゃんが思い悩んでいる場面で映る、曜ちゃんの部屋の様子です。
机のすぐそばに、千歌ちゃんとの写真が貼ったボードがある…というだけならいいんですが、よく見ると、多くが小さい頃(〜小学校低学年くらい)の写真で、なおかつ後ろ姿の写真が複数枚あります。

これは

  • 小さい頃から仲が良かった
  • 中学時代などは写真を撮る機会があまりなかった
  • 正面からの写真を撮る機会があまりなかった(→曜ちゃんは昔から千歌ちゃんの背中を見つめていた)

ということの表現なのかとは思うのですが、これを最初に観た時は正直曜ちゃんは千歌ちゃんのストーカーなのかな?と思いました。
何年も前の後ろ姿の写真を大事に飾っておくってかなりの執着ですよ…?

あと、この場面ではメンバーそれぞれが今後のスクールアイドルとしての活動について考えているわけですが、それに対して曜ちゃんは、千歌ちゃんのことを中心に考えてるかんじがまた。。

アドベントカレンダー5日目の@star_TFさんの記事「μ'sの物語とAqoursの物語」で、ラブライブサンシャインは「個同士の関係」が重点的に描かれているとの分析がありましたが、それはこの場面にも言えることだなぁと感じました。

◎第11話「友情ヨーソロー」

言うまでもなく曜ちゃん回です。録画したものをもう何度観たことか…。しかも毎回泣かされる…。
とにかく見所が多すぎるんですが、なるべく曜ちゃんの可愛いところにポイントを絞ってまとめます。ぜひご一緒に曜ちゃんの可愛さ・切なさを噛み締めましょう。

とにかく千歌ちゃんを見つめてる

第10話で、千歌ちゃんの様子と梨子ちゃんに向かう目線を見て、曜ちゃんが複雑な表情を浮かべてからの、この回。
冒頭、東京でピアノコンクールに出場する梨子ちゃんをみんなで送り出すシーンでも、なかなか改札から離れず梨子ちゃんを見送る千歌ちゃんの後ろ姿を、曜ちゃんはじっと見つめます。
また、プール掃除では水兵コスプレで場を和ませますが、それを見た千歌ちゃんの笑顔に対する曜ちゃんの笑顔も、とても気持ちのこもったものに見えます。

歩幅をあわせてあげる

梨子ちゃんの代役として、千歌ちゃんと踊ることになった曜ちゃん。
ダンスがうまくいかず練習しているとき、千歌ちゃんが「私が歩幅、曜ちゃんに合わせられなくて」「どうしても、梨子ちゃんと練習してた歩幅で動いちゃって」なんて言っちゃうから、曜ちゃんはその歩幅にあわせてダンスを調整してあげます。
曜ちゃんはとても器用な子なのでこんなことができちゃうんですが、全てのすれ違いの始まりはここからでした。器用だからこその苦悩…切ない!

みかん味のアイスを差し出せない

ダンスの練習中、梨子ちゃんから千歌ちゃんに着信。
「電話だと緊張する(ずら)」と言ってうまく話すことのできない1年生3人に比べて、千歌ちゃんだけはとても仲良さげに話しています。
さらに、スマホの電池が切れそうになった時に千歌ちゃんが放った「またって言わないでよー。まただけど…」という言葉の攻撃力といったら。。ただでさえ家が隣同士なのに、さらにいつも電池が切れるまで電話してるとか、もうどこにも入り込む余地がない。。
さらにだめ押しのように、梨子ちゃんのことを想ってスマホを抱きしめる千歌ちゃん。
そんなことされたら、そりゃもう何も言えないでしょう。。
曜ちゃんは、2つに割ったみかん味のアイスを一緒に食べようとすら言い出せません。
そんな、自分の気持ちをぶつけられない曜ちゃんが、切なくもどかしくもあり、可愛くもあるシーンです。

鞠莉さんに襲われて背負い投げ

帰宅途中、鞠莉さんに背後から胸を鷲掴みにされ、曜ちゃんは反射的に投げ飛ばします。
μ'sの希ちゃんもそうですが、後ろから人に襲いかかるような人間はろくなもんじゃないです。
なので、しっかり撃退した曜ちゃんはえらい!

自分の気持ちに少し素直になる

謎のテンションでぶつかってくる鞠莉さんを見捨てることなく、自分の気持ちについて話し出す曜ちゃん。
「昔から千歌ちゃんと一緒に何かやりたいなぁってずっと思ってた」という言葉により、改めて第1話の「千歌ちゃんと一緒に夢中で何かやりたいと思ってた」という言葉にこもった気持ちの強さがわかります。
「これでやっと一緒にできる」と言っているときの曜ちゃんの表情も愛おしいです。

要領が良いことがコンプレック

スポーツができて気が利いて可愛くて知らない人ともすぐに打ち解けられてたぶん勉強もそれなりにできる曜ちゃんでも、コンプレックスに感じることがあるんですね。
もしかして私と2人は嫌だったのかなぁ…
これを言葉にできる曜ちゃんはとても強い子だと思います。

出鼻をくじかれる

鞠莉さんに言われて、千歌ちゃんに本音をぶつけてみようかと考えて練習に向かったものの、梨子ちゃんから送られてきた千歌ちゃんがシュシュに大喜びする姿を見てまた結局何も話せない曜ちゃん。。かわいい。。

オフの眼鏡姿

問答無用にかわいい。。
夜のベランダでひとりで考え事するのもかわいい。。

壁ドンして告白

「千歌ちゃん、私と梨子ちゃん、どっちが大切なの?はっきりして?」(逆光)
凛々しい顔がかっこいい。
さらに妄想して自分で照れる顔も良い。

かよちん風の告白

「千歌ちゃん、私のことあんまり、好きじゃないよね?」(涙キラキラ)
とにかくかわいい。
妄想して「これもちがーう!」と叫ぶのも良い。

うちっちーの着ぐるみを着ての告白

恋するアクアリウムのPVからのやつですね!*2
「私、渡辺曜は千歌ちゃんのことが、全速前進ヨーソロー!」(敬礼)
ってわけわかんないこと言っちゃう曜ちゃんがかわいい。
ベランダで突っ伏す姿はもう恋する乙女以外のなにものでもない。

梨子ちゃんに本音を話す

やっと現実の話。梨子ちゃんから曜ちゃんへの電話。*3
梨子ちゃんに「無理に合わせちゃダメよ?曜ちゃんには曜ちゃんらしい動きがあるんだし。千歌ちゃんも絶対そう思ってる。」と言われて「千歌ちゃんのそばには梨子ちゃんが一番合ってると思う。だって、千歌ちゃん、梨子ちゃんといると嬉しそうだし、梨子ちゃんのためにがんばるって言ってるし…」と返す曜ちゃん…。
曜ちゃんにとって梨子ちゃんは別に敵ではないんだなぁと思うと、曜ちゃんの心のキレイさというか悪意のなさにえぐられます。

眼鏡に落ちる涙と、焦って涙をぬぐう曜ちゃん

書いてて思ったけど、これ目だけぬぐっても仕方ないのでは…
しかしまぁここはもらい泣きしますよね。

千歌ちゃんの気持ちを知ったあとの曜ちゃんの表情

まず梨子ちゃんから千歌ちゃんの気持ちを聞いたあとの顔はとにかくかわいいです。
そして千歌ちゃんに「2人で作り直そう」と言われて泣いちゃう曜ちゃんもすごくかわいい。
さらに階段を駆け下りた後、泣き顔を見られないために玄関から後ろ向きで出てくる動きもかわくてたまりません。

千歌ちゃんとのラブシーン

「曜ちゃんずっと気にしてたっぽかったから、居ても立ってもいられなくなって」と汗だくで駆けつけた千歌ちゃんのイケメンっぷりと「バカ曜だ…」*4と千歌ちゃんに抱きつく曜ちゃん。
何度観てもニヤニヤしてしまいます。
あと、こんなに家が遠いのに昔から大好きで仲良くしてるってすごいですよね。改めて。

想いよひとつになれ&海に還るもの

第10話で千歌ちゃんが「梨子ちゃんがいっぱい詰まった良い曲」と言った、梨子ちゃんのオリジナル曲『海に還るもの』をベースにした曲『想いよひとつになれ』を、Aqoursが予備予選で披露します。
曲や歌詞を聞いて泣くことはあれど、まさかダンスを見て泣くことがあろうとは。。ふたりがずっと練習していたと思われる部分はもちろんのこと、もはや千歌ちゃんと曜ちゃんが一緒に踊っているということだけで泣けます。

ユメ語るよりユメ歌おう

今回のエンディングはもちろん曜ちゃんソロです。
ここまで観てきて曜ちゃんに気持ちが入りまくった状態で、曜ちゃんの声でこのエンディングを聴くとまた感慨深い。
そして第10話が千歌ちゃん&梨子ちゃんだったのに、曜ちゃんはソロというのが、なんていうか、切ない…。

おまけ:前回のラブライブ!サンシャイン byヨハネ

ちなみにこの第11話をヨハネ風にまとめるとこうなります。(第12話オープニングより)

予備予選を前に梨子の代わりに千歌と闇の契約を結んだ曜
千歌との間に、漆黒の鼓動を打つ悩みを抱えていた
 曜「私とふたりは嫌だったのかなぁって…」
そしてあるナハト*5
 千「合わせるんじゃなくて、一から作り直した方がいい!」
 曜「私、バカだ…バカ曜だ…」
こうして、ついに神々の黄昏、ラブライブに堕天したのです

闇の契約だったのか…

◎まとめと感想

とにかく第11話は何度でも観たい神回です。もちろんそのベースとなる第1〜3話と第8話・第10話も。
あとは、まとめと言っても「曜ちゃんがかわいい」という以上のことを私は言えません。思い悩む姿も行動する姿も、とにかくかわいい。まさに無敵。
千歌ちゃんの様子を見ていると、曜ちゃんがどんなに千歌ちゃんのことを特別に想ったとしても曜ちゃんの気持ちが報われることはないのだなぁと感じられますが、でも逆にその切なさが良いのかもしれない。

ヴァイスシュヴァルツ “ヨーソロー”渡辺 曜 ラブライブ!サンシャイン!!(LSS/W45) / ヴァイス / LSS/W45-056

最後にもう一度だけ言いますが、うちは花丸ちゃん推しです。



ラブライブ! Advent Calendar 2016 - Adventar、24日目の記事も既にあがってます!
ikasako456.hatenablog.jp

個人的には、2期では黒澤姉妹がもうちょっと良いところ見せてくれたらいいなと思います。スクールアイドルオタク&ピギィのイメージしかない。。

*1:第3話で梨子ちゃんに「なんでそんな言い方するの?」と言われたときにも「こう言ってあげた方が、千歌ちゃんが燃えるから」と答えていますし、実際千歌ちゃんは燃えています

*2:ちなみにうちはこのシーンを見て、知人から解説されて初めてPVを観た勢です。にわかですみません。

*3:この電話については、はっきりと描かれているわけではないですが、タイミング的にも内容的にも、千歌ちゃんから梨子ちゃんに相談があって、かかってきたものだと思うのが自然ですよね…。千歌ちゃんがこの後に駆けつけてきたのも、きっと梨子ちゃんに「曜ちゃんには曜ちゃんらしい動きがあると思う」と言われたからなんだろうなぁ…。

*4:このセリフの元となる「バカチカだ…」が出てくるのは第3話の初ライブ回です。参考までに。

*5:ドイツ語で夜という意味だそうです