にせいの日記

「自分の好きなものってなんだろう?」という疑問を解決するために、気が向いた時に好きなことを書いてみて、「自分の好きなもの」をあぶり出そうと試みています。

ロマンティック数学ナイト@オンライン #15

ロマンティック数学ナイト(通称:ロマ数)というイベントに参加しました。

romanticmathnight.org

ロマ数は、過去に「ロマンティック数学ナイトプライム@北海道 #2」「ロマンティック数学ナイトプライム@ゼータ」「ロマンティック数学ナイトプライム@筑波大学」に参加させてもらったことはありますが、本家は今回が初参加でした。*1

で、感想としてはめちゃめちゃ楽しかったので、久々にブログを書きます。

◎ロマンティック数学ナイトの良かったところ2つ

(1)いろんな数学の世界を垣間見ることができる

自分が大学を出る頃(10年前くらい)までの数学といえば、「高校までで勉強する数学」と「大学より先で勉強・研究する数学」の二つしかないイメージで、自分は「前者は特に抵抗ないけど好きでも嫌いでもなく、後者は自分には関係ない世界*2」という認識でした。しかしその後、「趣味で楽しむ数学」という第3勢力の存在を知り*3、敷居の低そうな数学イベントにちょっとずつお邪魔する形で、数学の世界の楽しい部分を知るようになりました。
今回のロマ数では、数学教育的な話と日曜数学的な話と遠い世界の話を全部聞くことができて、さらにそれぞれに(たぶん)別のジャンルの話をしていて、結果としていろいろな人が「自分にとって楽しい数学」に出会えるようなイベントになっていたと思います。

うちはトップバッターのmattyuuさんの1729の話で、これまで名前だけは聞いたことのあった「楕円曲線」をほんの少しだけ知ることができた気がして嬉しかったです。知識が増えた・理解したということではないけれど、自分の中に楕円曲線のイメージが一瞬入ってきて、「え、じゃあこれはどうなの??」という疑問が自分の中から湧き上がってくるのを感じてドキドキしました。

辻さんの話は発表より前に個人的に聞いていて、これもまた今まで無かった「2次体」という世界が自分の中に突然存在するようになって、非常に感動しました。「もう何年も耳にしながら理解できずにいたものがついに…!」という感動。世界は広ければ広いほどいいというわけじゃなく整数論の問題を解決するためにちょうどいいサイズの世界を考えちゃうとか、居心地の良いところを探す猫みたいですごく好きです。当日の発表も、いつものように楽しそうで良かったですね。

他の発表でも「図形を特徴で表記する」「点の移動の関係性を結び目で分類する」などの発想を知ることができて、とても面白かったです。

(2)「わからない」を楽しめる

司会のタカタ先生を中心として、イベント全体が「わからないでも楽しんでいいんですよ!」というメッセージを発信し続けてくれているから、内容がさっぱりわからない発表でも安心して楽しめます。自分の全然知らない・興味のわかない世界でも、こんな世界を面白がる人もいるんだなぁ・楽しそうだなぁという気持ちで眺めればよいのです。
オンライン開催ではさらに、周りの人の目を気にする必要が一切無いので、よりリラックスして楽しめました。(会場だと周りにあわせて笑ったりリアクション取ったりした方がいいのかなとか気にしてしまって疲れるもので…。)

◎オンライン開催の良かったところ3つ

特に今回はオンライン開催というのが個人的にはとてもありがたいことだらけだったので、むしろ感想のメインはこっちです。

(1)交通費がかからない

今回のロマ数は、tsujimotterさんとmattyuuさんが発表されると聞いて参加しました。ただ正直、オフラインだったら9割方参加しなかっただろうと思います。

だって参加費に加えて往復の交通費で3万円だよ?さらに移動時間が約6時間。1泊以上で宿が必要なら宿泊費もかかる。数学が大好きだったり他の用事もあったりすれば参加は検討するけど、それでも学生さんにはなかなかオススメしづらいし、「ちょっと興味ありそうかなー」くらいの人を誘うなんてありえない。

こんなことを考えて、結局ローカルなイベントを開くということは、他地方からの参加者のチケットに数万円を上乗せする行為なんだなぁと改めて思いました。
特に、そのジャンルに強い興味をもつわけでない「ライト層」を対象とするなら、参加のハードルは下げられるだけ下げるのが望ましい。今までは「各地域で開催する」ことがその方法の主だった(と思い込んでいた)けど、「オンラインでできることはオンラインで」が当たり前になったこの世界では「オンライン開催」が手段のひとつになったんですね。

なお、今回はあまりに楽しかったので、応援の気持ちも込めてオリジナルグッズのパーカーを購入しました。それでも交通費の6分の1。ありがたや。

(2)とにかく参加が楽

Zoomが使える通信環境さえ整っていれば、ちゃんとした服を着る必要もないし、荷造りする必要もない。ごはんを食べるのもトイレに行くのも自由。寝転がって観ても、合間に何かしながら観てもいい。*4
こんなに楽なら、他の人をお誘いする(参加をオススメする)ことも気軽にできちゃうなぁと思いました。

(3)ツイートしやすい

通常のイベントではどうしても前方のスライドを観ながら話を聞くので、手元でツイートしたりメモをとったりするのが大変だけど、同じPCで視聴画面とtwitterを開いておけば気持ちのままにツイートできるし、スクショも楽々です。
ツイートできると何が良いって、発表中に他の人の感想や考えてることを読んで理解を深めたり面白がったり、自分の発言に共感してもらったりできるのが楽しいんです。さらに、自分がどんなことを考えたかがちゃんと記録に残ってくれるのも面白い。今回は、終了後や翌日になってからも振り返って楽しみました。

◎その他雑感

そんなわけで、昨日はとても楽しかったです。ありがとうロマ数。ありがとうインターネット。

終了後はすぐ現実に戻ることができず、数人でZoom二次会をし、ごはんを食べながら振り返ったりしました。イベント後の余韻を楽しむための二次会も、お店を探す必要もなく開催できて楽ちん。

あと、これまでの「会場でやっているイベントをオンラインでも配信します」というイベントでは、進行がやはり会場にいる人優先になりがちでオンライン視聴者は「蚊帳の外」感が拭えませんでしたが、参加者が全員オンラインだとその点も満足度が上がって良いなぁと思いました。

うまく締まらないけど今日はここまで。


*5

*1:「プライム」というのは、ロマ数のフランチャイズ版みたいなやつらしいです。中身がどんな風に違うのかは本家を知らないからよく知らない。

*2:特に大学1年で罹患した線形代数アレルギーはまだ治ってない…

*3:この点に関しては、「日曜数学」という名付けの力が本当に大きいと思う

*4:目的の発表以外は半分BGM気分で作業できるかなと思って参加したら全部面白くて並行してやろうと思ってたことが全く進まなかったけど悔いはない。。

*5:最後に、ロマ数のことからは少し離れて、ここ最近でオンラインイベントの開催について思ったことを少しメモ。 まず、なんのためにやるのか・どんな人に参加してほしいのか・どんな空間を作りたいのかということは(オンラインで開催するかどうかに関わらず)よくよく考えて共有することが大事。「やろうと思えばなんでもできる」からこそ、目指すところをちゃんと見定めないとイベントの個性が死に、他の企画との差がわからなくなる。 現時点でのオンライン開催で一番大変そうに思えるのは、配信環境の整備。複数の人が関わるものであればリハーサルは必須。不安があるなら動画の活用も手なのかも。 参加費は、場所代が無い分取らなくても済むのかもしれないけど、それよりは少しくらい取った方が参加者側も「せっかくだからできるだけ楽しもう」という心理が働くので、イベント自体にも良い影響を与えるのかもしれない。今回のロマ数の「学生観覧無料」も良い手だったと思う。どれだけの責任に応えられるかは要検討。 あと、イベントが終わった後に余韻に浸れるような工夫もあると参加者には優しいのかもしれない。アンケートとかは直後に配信したら回答してもらいやすい…かも? それからオンラインベースでの企画準備は相手が何をどこまで考えているのかがわかりにくいから、通常よりも密に連絡を取り合うことを心がけたいし、その上で信頼できる人と組むのでないと大変かもしれないと思う。顔見て話せるならその機会は設けた方がいいけど、そればかりに頼ったらたぶんだめ。 今のところ特に新しいイベントを企画する予定はないけれど、もう少しいろんなイベントを見て勉強して、いざというときにやりたいことができるようにしておきたい。

素数大富豪のことを振り返る

この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2019の25日目の記事です。

今年もついに素数大富豪 Advent Calendarが最終日を迎えてしまいました。
序盤、今年こそは25日全部埋まらないんじゃないかと思われたわけですが、終わってみれば今年も熱い記事がたくさん生まれましたね。

本来は最終日の責任として今年の全記事を振り返ったりしたかったんですが、案の定まだ読み切れていないので、断念してゆるーく雑感を書き連ねたいと思います。ヘタしたら今年のカレンダーに投稿された記事の中で最もあっさりした記事になるかもしれませんが、締めのお茶漬けくらいの気持ちでさらっと読んでください。*1

素数大富豪忘年会をしました

一昨日は、札幌で昨年に引き続き2回目の素数大富豪忘年会が開催され、ごはんを食べお酒を飲みながら今年の素数大富豪について語らいました。めちゃめちゃ楽しかったです。幹事のもりしーさん、いつもありがとう!!

食料は基本的に各自持ち寄りだったんですが、某素数大富豪ファミリーさんからの差し入れが今年も素数すぎました。ありがとうございました。来年はうちもきっと何か素数に関係するものを持っていきます…!

さて、忘年会の話題は、もちろん素数大富豪のこと。

写真の左側の方に並んでいるのが、今年あった素数大富豪関連のイベントです。
ちなみに「しざさら」というのはしざさらさんが札幌に来て素数大富豪をしていったというだけの出来事なんですが、あまりに連日連夜 素数大富豪ばかりをしていたのでイベントとして認定されました。笑

個人的には、マスパーティ杯が(主に体力面で)大変だった…
素数大富豪研究会も(主に精神面で)大変だった…*2

流行語大賞は文句無しの「合成数カマトト」です。最近のトレンド素数のことも含め、このあたりのことは既に3日目にもりしーさんが語ってくれているのでみなさんご存知のことでしょう。

◎何が起きたかは記録しないと消えていく

さて、忘年会で挙げられた出来事というのは主に忘年会参加者が深く関わったものだけなので、当然、世界全体で見たらもっといろいろな企画があったと思います。

そういうの、みんなの力で記録して整理して残していきたいよね、と思って今年の素数大富豪研究会で始めた企画(プロジェクト)がこちらになります。

docs.google.com

この年表は誰でも書き込み自由になっていますので、素数大富豪関係のイベントを開いたぞ!とか、友達と集まって素数大富豪をやったら面白いトレンドが生まれたぞ!とか、何か印象的な出来事があったらぜひ書き込んでください。

迷ったら書くの精神でOKです。

また、もちろん素数大富豪関係で過去に起きたことなどを知りたい場合も活用してください。
ただ、見てもらえばわかるように、これはみなさんの善意により編纂されている年表です。情報源は出来る限り示すようにしてもらっているので、大事な場面で使う情報に関してはしっかり元の情報も確認してください。
そして、例えば何かの誤りや追加情報を見つけた際には、ぜひ行を追加して、後の人類のために情報を書き加えてあげてください。

◎最後に、個人的な振り返り

1年前は「素数大富豪オンラインが過疎なのさみしいから素数大富豪オンラインデーやろうよ」と言い出して、3ヶ月くらいやってみたりしていました。
その後、なきゃのさんにより企画されたオンライン大会のおかげで、素数大富豪オンラインはすっかり素数大富豪プレイヤーの遊び場として親しまれるようになりました。

それから、Wikipediaのページも欲しいな〜と書いていて、なんやかんやで5月にはページを作ることができました。
ja.wikipedia.org
素数大富豪」で検索した時にはちゃんと上位に出てきてくれるし、少しずつですが加筆もしてもらえていて嬉しい限りです。

こうして振り返ってみると、「こんなのあったらいいな」「こんな風にできたらいいな」と思っているものが、実は同じように思っている人がたくさんいたり、発信してみると思った以上に多くの共感を集めたりということは、本当によく起こる出来事なんだなぁと実感します。

やってみたけどうまくいかなかった企画だってもちろんあるけど、それによって人に迷惑をかけたり傷つけたりということがなければ別にいいと思うし、来年もこの調子でいろんな人がいろんな企画を立てて素数大富豪の世界を盛り上げていってくれたらいいなと思います。

そんなわけで、最後は2020年の目標を語って終わりにしましょう。
私は、素数大富豪用のトランプを開発したいです。素数大富豪研究会で素案は出して意見などもいただいたので、あとはがんばるだけだなというかんじ。
あと、裾野を広げるという意味で、そろそろ有名人・芸能人に素数大富豪で遊んでみてもらいたいですね。


あなたの来年の目標はなんですか?


 

*1:私は24日までに投稿された記事を読んだだけでお腹いっぱいではち切れそうです!みんな熱すぎる!!

*2:アドベントカレンダーを読み返したら研究会からまだ1ヶ月も経ってないんですね…遥か昔のことのようにしか思えないのに…

「自分の住む地域では素数大富豪関係のイベントがない」とお嘆きのあなたへ

この記事は、素数大富豪 Advent Calendar 2019の15日目の記事です。

14日目はせきゅーんさんによる合成数出しにおけるルール変更案 - INTEGERSという記事でした。
合成数カマトトに関しては、素数大富豪にのめりこんでいる人達の中で最近一番話題のトピックスだと思うので、未読の方はぜひチェックしてください。ちなみに私はカマトトとかしても何も活かせないタイプのプレイヤーなのですが、合成数カマトトについては全然別の方向から思うことがあるのでこの機会に注釈欄に書き残しておきたいと思います。*1*2*3


さて、本編です。

素数大富豪に特化したイベントとしては、大学祭等のイベントに出展されるものの他、「素数大富豪で遊ぼう会」「素数大富豪研究会」などが各地で開催されていますが、未だその開催地域は限られており、全国にはまだまだ存分に素数大富豪ができていない人がたくさんいることと思います。
また、素数大富豪関係のイベントが、飛行機を乗り継いでいかないといけないような遠方でばかり開催されて辛いという方もいるかもしれません。

そこで今日は、素数大富豪で遊ぼう会の立ち上げの経験から、こんな風にしたらいいんじゃないかなという私の考えをまとめてみました。誰かの何かの参考になれば幸いです。*4

1.まずは友達を誘う

少なくとも1人以上の友人と、1組以上のトランプと素数判定機があれば、「会」はすぐにでも開けます。*5
参加してもらう友達については、初めから素数大富豪に興味津々である必要はなく、少しの好奇心や優しさからお付き合いしてくれる人であれば十分です。同じレベルで遊ぶとより楽しいと思うので、できれば3人以上で集まるのがオススメです。
ただし、途中で「素数大富豪ばっかりやってても飽きるから他のゲームやろう」とか言い出す人は、今回の計画においては有害なので、そっと対象から除外しましょう。*6

2.イベントとして告知する

イベント名をつけて、SNS等で日時・場所を告知しましょう。

イベント名は、開催趣旨と地域がはっきりとわかるようにします。「素数大富豪で遊ぼう会in○○」でもいいですし、独自の名前をつけてもかまいません。ただ「数学ゲーム会」とかつけてしまうと数学好きの人しか興味を持ってくれませんし、ここでは素数大富豪」というキャッチーな名前を存分に活用することを強くオススメします。こうすると、たまたま素数大富豪という名前が気になって検索した人に見つかりやすくなりますし、他地域で素数大富豪が大好きな人の目にもとまるようになります。

日時は、開始時間と終了時間をはっきり示した上で「遅刻・早退OK」「飛び入り・初心者大歓迎」と明記すると、参加のハードルが下がります。

場所は、自宅以外のどこかにしましょう。素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、初回は飲食店(カフェ&居酒屋)で開催しました。
お店でやるメリットは、参加費が各自の飲食代しかかからないので、納得感があるということです。
デメリットとしては、人数が多くなったり時間が長くなったりするとお店に迷惑がかかる可能性があることです。雰囲気を大事にしていそうな喫茶店ではなく、学生を歓迎してくれそうなを探しましょう。ボードゲームなどを置いているような少しごちゃっとしたカフェがあればベストです。また、居酒屋では十中八九カードが汚れますので、100均などでどうなってもいいトランプを買っていくのがオススメです。
もちろん、勝手に集まってトランプをやっていてもいいようなスペースが近くにあればそこでやってもかまいません。ただし、初回から有料で場所を借りると、参加者が少なかった時に悲しい気持ちになり、次に開催するのが億劫になります。最初の数回は「最初に誘った友達しか集まらなくてもOK」の気持ちで準備しましょう。*7

大切なのは、最初から多くの人を集めることではなく、「飛び入りで参加しても歓迎されるイベントがこの地域で開催されている」という情報をできるだけ多くの人に知ってもらうことです。

1で誘った友達には「もしかしたら知らない人が来る可能性もあるかも?たぶん来ないと思うけど」くらいに伝えておきましょう。

3.実施状況をwebに公開する

開催したら、必ず素数大富豪をプレイしている様子を写真に撮りましょう。多くの人が参加しているように見せるため、会場全体の写真は人が一番集まっている時に撮ります。参加者が撮影NGの場合も、さすがにトランプの写真だけでは味気ないので、手などが映り込むようにすると人間味が出て良い雰囲気のイベントに見えます。

公開の形は、なんでもかまいません。素数大富豪界隈は今のところtwitterかブログが多いように思います。facebookは、外の人の目に触れづらいのであまりオススメできません。*8
得意な人はyoutubeなどで動画にして公開してもいいですが、なるべく開催してからすぐに公開できる方法にしましょう。何人くらいでどんな雰囲気でやっているのかがわかるように、写真をたくさん使えると良いです。

知り合いもいない初めてのイベントに参加するとき、その参加者にとっては発信されている写真や記事だけが唯一の情報源になります。「良く見せたって仕方ない…」などと思わず、なるべく参加しやすい雰囲気に見えるよう工夫しましょう。

4.継続して開催する

イベントの信頼度というのは「人が集まっている」「会の内容がわかる」「何度も開催している」の3点で大きく上がります。ここまで、友人を誘って人を集め、webで会の内容を公開してきたので、あとは回を重ねればよいだけということです。頻度としては1ヶ月に1回くらい開催できると理想的です。*9
メンバーは毎回同じでもいいですが、新しく誘える友達がいればぜひどんどん誘いましょう。そのうち、初心者への説明スキルも自然と上がっていきます。

そして、もしイベント情報を聞きつけて参加してくれる人が現れたら、きちんと自己紹介をして、参加者同士が積極的にコミュニケーションをとるよう気を回しまくりましょう。
「誘われて参加した友人」はあなたが誘わなくなった瞬間に来なくなる可能性大ですが、素数大富豪のイベントと聞いてわざわざ足を運んでくれた参加者」はとっっっても貴重です。決して、相手がこちらに馴染んでくるのを待ってはいけません。同じイベントに参加する一員として、大歓迎しましょう。

ちなみに2017年2月11日に始めた素数大富豪で遊ぼう会in札幌で、初めてweb経由で情報を得て自分から参加してくれる人が現れたのは2回目(2月下旬)、完全に面識のない人が参加してくれたのは5回目(4月下旬)でした。*10

5.辛くなったら信頼できる人に任せてみる

何度も開催していると、なかなか新しい人が集まらず、古参の友人はだんだん飽きてくるという時期がやってくるかもしれません。こんな時期が来てしまうと、精神的に辛いです。自分のやっていることは自己満足でしかなくて、ここで終わりにしたって誰も困らないんだろうなーなんてネガティブな気持ちになったりもします。

そんなとき、もし信頼できる人が1人でもいれば、その人に代わりに開催してみてもらいましょう。やってもらうことは最低限でかまいません。ここまでやってきたルーティンの3分の1くらいを引き継いでもらえればいいかなという気持ちで投げてみましょう。そして、自分は参加者として参加します。
そこでもし「やっぱり自分ならこうしたい」と思ったら、その気持ちを大切にして、また次からは自分で主催しましょう。
もし「このイベントには参加しなくてもいいかな」と思ったら、元々のイベントが自己すら満足させられていなかったということに気付きましょう。

イベントなんて自己満足でいいんです。人のために開くイベントは続きません。ぜひ、自分が参加者になったときに楽しい・また参加したいと思えるイベントを作りましょう。

6.素数大富豪の全国規模のイベントに参加してみる

4までのようにしてイベントの開催と発信を繰り返していると、例え参加者が大幅に増えることはなかったとしても、素数大富豪界隈の人達の耳には必ず入ります。その辺りで、少し足を伸ばして、他の人の開く素数大富豪イベントに参加してみましょう。大会でも交流イベントでも、なんでもかまいません。「○○(地域)で素数大富豪会やってます」と自己紹介したら、少なくとも素数大富豪マニアのような人達(もりし●さんとかはなぶ●んさんとか)は知ってくれていると思います。

ここでは「自分の地域にも素数大富豪コミュニティが存在して活発に活動している」ということを他のイベント主催者にアピールすることを目標にします。
もし幸運にも発表するような機会があるのであれば、積極的に自分の地域の会の様子を発信しましょう。素数大富豪ではコミュニティによって出される素数の傾向が異なることが指摘されているので、「よく出る素数」「最近流行った素数」などを紹介しても面白いかもしれません。

「あの地域にも熱心な素数大富豪プレイヤーがいて、他地域でのイベントにも参加したい気持ちがあるらしい」とわかれば、きっと次に何かの開催を検討する際には、場所や日程の候補を絞るにあたって、アクセスしやすさも考慮してもらえるはずです。

7.新企画を立ち上げてみる

素数大富豪は、考案者は存在するものの、誰のものでもありません。やりたい企画があれば自分で開催するのが一番手っ取り早いです。
6までやってダメなら、より大きいイベントを自分で作っちゃいましょう。


はい、以上です。
ここまで書いてみて、結局私から贈れる言葉は「自分でやろう」の一言に尽きるということに気付きました。

素数大富豪をやるには、トランプと素数判定機だけあれば十分です。しかし、イベントにするに当たっては、場所・プログラム・小道具・説明方法・進行方法・規模など様々な工夫が考えられます。そこが素数大富豪イベントを作ることの面白さのひとつでもあるように思います。

あとひとつ断言できるのは、あなたが今 素数大富豪を楽しい・好きだと感じているのであれば、他の人にその素数大富豪の楽しさを伝えられることは本当に楽しいです。

迷うくらいならやってみましょう。きっといい素数大富豪友達に出会えます。
*11


素数大富豪 Advent Calendar 2019、明日16日目はicqk3さんの「絵札2枚可変型、特に9枚11桁(予定)」です。なんだかまた強くなれそうな予感がしますね…!



 

*1:まず、個人的には合成数カマトトが嫌いなんですが、その理由は全然合理的なことでもなんでもなく、ただ「数のことを大事にしてないかんじがするから」です。特に、何も考えずに並べられて素因数や指数として出されたような数が可哀想。だって、出した人ですらその数には何の期待もしてなくて、一瞬で流されてしまうんでしょ?そんな光景を見ると、命を奪われ人間の食卓に並べられたにも関わらず食べられることもなく捨てられる肉や魚や野菜を見る時と同じような気持ちになります。。そこはせめて全部素数にするとか!楽しい語呂にするとか!しようぜ!!って内心思っていたりします。この気持ちがうまく言葉にできなくて、たまに合成数カマトトを見ると「ダサい…」とか言っちゃうんですが、それは卑怯というよりは非道な行為だと感じて(≠考えて)いるからなのです。気分を害されたらすみません。

*2:あともうひとつ関連して、こういう話をしていてたまに感じるのは、素数大富豪に関しても、キリスト教カトリックプロテスタントのように、複数の考え方が混在しているなぁということです。まぁキリスト教に例えるのが適切かはここではどうでもいいんですが、「この世界の創造主である関真一朗氏が定義したものこそが真の素数大富豪である(※改良してもいいけど関さんの定義や意図から外れるのは違うでしょ)」と考える場合と、「素数大富豪とは、関真一朗氏の考案した、素数を取り扱うトランプゲームである(※改良の余地はあるかもしれない)」と考える場合では、ルールの改変への許容度が異なっていて、この辺りをきちんとお互い認識した上で話し合わないとそもそも論点が定まらず議論が平行線になったりします。ただ、前者で神格化されている関さん自身が率先して後者の立場を示してくれているから、ルールに関する話題は大いに盛り上がるし、素数大富豪はまだまだ進化するんだろうなと思います。ちなみにうちはたぶん前者寄りで、「自分の感性に大きな影響を与えた素数大富豪」というものへの愛が強すぎて、素数大富豪をひとつのゲームとして客観的に見ることが難しくなっている自覚があります。素数大富豪は私にとって、自然数という友達を作って世界を広げてくれた恩人(恩ゲーム)です。

*3:あとあと、カマトトゴツ美(KA0TT523/13101010523)っていう素数が最近イチオシなのでぜひみんなカマトト使って10を集めて出して見せてください。
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*4:他にも素晴らしいイベントを開催している人はたくさんいるので、偉そうなこと言える立場では全然ないのは承知してるんですが、素数大富豪関係のイベントを立てることに関して文字で発信している人がまだあまり多くないので、思うことを書いてみた次第です。ちなみに素数大富豪で遊ぼう会in札幌は2018年からもりしーさんに引き継いでもらっています。素敵な後継者が見つかって私は幸せ者です。

*5:友達がいない人は、まず何繋がりでもいいので友達を作りましょう。トランプは108円で買えます。素数判定は、無料スマホアプリかウェブサイトが便利です。

*6:もちろん「似たようなゲームをいろいろやって楽しみたい」というのであればかまいません。あくまで「素数大富豪に特化したイベントを育てる」という目的においては邪魔になるという話です。

*7:素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、初回がカフェ&居酒屋、2回目が北大内のカフェ、3回目は北大内の学生向け施設のロビーで、4回目に初めて場所を借りて参加費を設定しました。

*8:facebookは、実施状況の報告には不向きですが、地域で実施するイベントの宣伝としてはなかなか良い仕事をしてくれます。素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、できるだけ告知の露出を増やそうとfacebookにもイベントページを作っていて、そちらを見て参加してくれる人もちらほらいました。また、facebook経由で来る人はだいたい好奇心が旺盛でイベント参加慣れしているので、リピーターになるかはともかくとして、参加したらそれなりに楽しんでくれる人が多い印象があります。

*9:素数大富豪で遊ぼう会in札幌は、私が素数大富豪中毒真っ盛りで開始したイベントだったので楽しくてだいたい月2で開催していました。仕事も繁忙期で残業続きだったはずなのにどうして実現できたのかはもはや不明ですが、この時期はしっかり準備して中身のクオリティを上げるよりもとにかく会を開いていろんな人と素数大富豪をやることが必要だったし、結果的にはそれが良い方向に働いてくれたかなというかんじがします。

*10:参考になるかは不明ですが、素数大富豪で遊ぼう会in札幌の初回から何回かの実施報告を貼っておきます。今自分で見ると好き放題に試行錯誤してて楽しそう。 nisei.hatenablog.com nisei.hatenablog.com nisei.hatenablog.com nisei.hatenablog.com nisei.hatenablog.com

*11:無理なら諦めて札幌に来てください。いつでも待ってます。もりしーさんが。

素数大富豪研究会2019やります

今年も12月がやってきました。アドベントカレンダーの季節です。

というわけで、この記事は素数大富豪 Advent Calendar 2019の1日目の記事です。

2016年に始まった素数大富豪アドベントカレンダーは、今年で4回目になります。
素数大富豪界では今年もまだまだ新しい楽しみ方や新しい戦略が生まれているようですので、今回もどんな記事が集まるのかとっても楽しみですね。

今年はなんと、4129のURLが取れました!よい肉!!*1
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過去のアドベントカレンダーには、素数大富豪 Advent Calendar 2019のページからリンクを貼っていますので、読んだことがない方はぜひ覗いてみてください。
そして読んだことのある方も、ぜひもう一度眺めてみてください。こんな記事もあったっけ〜とか、この人こんなこと書いてた頃もあったんだ〜とか、なかなか面白いと思います。*2

さて、本当は過去3年分の素数大富豪アドベントカレンダーを振り返ってクイズでも出そうかと思っていたんですが、実は今年は、昨年9月に開催した素数大富豪研究会を12月に東京で開催する予定で、今現在、そちらの準備に追われてもうクイズどころではありません。。


というわけで今日は、今年の素数大富豪研究会についてご紹介(宣伝?)したいと思います。

素数大富豪研究会2018の話はこちら↓
nisei.hatenablog.com

今年は12月7日(土)*3に、東京で開催します。*4
東洋大学情報連携学部(INIAD)の一室をお借りすることができましたので、今年は去年以上に学術的な雰囲気を醸し出していかねばなりません。参加者の方はどうぞご協力よろしくお願いします。*5


今年は研究会のテーマとして素数大富豪ってなんだ?」という言葉を掲げてみました。

素数大富豪を研究して、将来的には社会的に役立つ知見を得ることを目指すにしても、我々は素数大富豪自体のことをまだよく知りません。*6
そこで、まずは素数大富豪のことを探究しようじゃないか、というのがこのテーマに込めた想いです。

もちろん、素数大富豪自体を成長・拡大させる研究というのもあります。
しかしそれらの研究においても、やはり素数大富豪の性質を知らなければやりようがないか、結果的には素数大富豪の本質を浮き彫りにさせることに繋がるものだと思うのです。


それからもうひとつ、今年の研究会は、去年以上に「参加者が相互に発信する機会」にしたいと考えています。
参加者は他人の話を聞くだけ・発表者は自分の話したいことを話すだけ というのであれば、現代ではそれぞれが別々に行っても成立します。
そうではなく、わざわざ時間を作って同じ場所に集うのだから、発表者が発信したものを参加者が受け止めた上で別の意見を追加して、またそれに発表者や別の参加者が意見を加えて……というやりとりを行い、みんなで素数大富豪研究を進めていきたいのです。

知らない人ばかりの中で発言なんてできない…と思う方は、まず目の前の相手をちゃんと認識しましょう。そこにいるのは「素数大富豪の話をするためだけに貴重な休日を使って会場に足を運ぶ人」です。素数大富豪に関する話なら、きっと大切に受け止めてくれます。

とにかく「聞くだけ」はもったない。

そんな気持ちを持って、1人でも多くの方にご参加いただければなと思っています。


ただし、その場ですぐに意見を出すことが難しいと感じる人は、得たものを記録して、あとで発信するのでもかまいません。そんなときに発信の場として使えるのが、そう、素数大富豪 Advent Calendar 2019ですね!
幸い*7、2019年のカレンダーにはあと12マスほどの空きがあります。

また、素数大富豪研究会に参加しない方でも、素数大富豪アドベントカレンダーへの参加は大歓迎です。内容は、素数大富豪にまつわる話題であればなんでもかまいません。

「私はこうして素数大富豪に出会った」「友達に素数大富豪を教えたら自分よりハマってしまった」とかいうエピソードでもいいし、「私の一番好きな素数とその理由」「今年出会った素数ベスト13」なんて形で話をまとめてみてもいいし、「私の思う素数大富豪の面白さはコレ!」という熱い語りでもいいし、「とにかく素数大富豪が好き!」という叫びでもかまいません。「素数大富豪の弱点分析」「こんな素数大富豪がやってみたい」「素数大富豪を姓名判断してみた」なんていうのもアリかもしれません。


そういうわけで、素数大富豪研究会及び素数大富豪アドベントカレンダーは、素数大富豪に興味を持ってこの記事を開いてみたあなたのご参加をお待ちしています。
どうぞよろしくお願いいたします。


なお、研究会の詳しい情報(プログラム・参加費等)はHPで公開しています。
sig-prime-d.localinfo.jp
今からでも会員登録できますし、会員登録はせずに参加申込だけしていただいても大丈夫です。また、申込なしで当日参加というのも可能です。*8



素数大富豪 Advent Calendar 2019、2日目の明日はicqk3(nishimura)さんの「これから素数大富豪始める人へ(4枚4桁)」です。

詳細はわかりませんが、なんとなく、読んだら強くなれそうな予感がします。

楽しみですね!

*1:カレンダー番号が素数になってるのは毎年のことなんですが、もちろんみなさん気付いてますよね?

*2:思えば、「素数大富豪には人によって楽しみ方がいろいろある」ということが明らかになったのも、素数大富豪アドベントカレンダーでいろいろな記事が集まったことで注目されるようになっていったんじゃないかと思ったり思わなかったり。……あ、何の根拠もなく、200%雰囲気で書いてます。違ったらすみません。

*3:127は素数

*4:場所は出資者の方のご意向により決定しました。北海道勢には遠くてごめんね。

*5:かといって別にスーツで来たりする必要はないです。気持ちの問題。

*6:ルールがわかっても、そこから生まれる世界がどのような構造をしているのか、そしてその世界が周囲(の人間)にどのような影響を及ぼすのかが明確になっていないという現状は、まるで素数自体と同じような存在にも思えます。

*7:幸いではない…寂しい…

*8:配布物の量や受付の心構えが変わってくるので、できれば前日までには参加申込をしていただけるととっても嬉しいですが!でも!参加申込してないからって諦めるのだけはやめてほしい!どちらかといえば来てほしい!

素数大富豪MATH POWER杯〜マスパーティ杯の4年間の進化

誰かが待っているかもしれない記事を書きます。

要はこの記事の続きです。去年の読んでない人はぜひ去年の分から読んでください。
nisei.hatenablog.com

今年はMATH POWERが開催されず、しかし代わりにマスパーティというそれはそれは楽しいイベントの中で、素数大富豪大会が開催されました。
マスパーティ自体に関しては運営として関わっていたこともあり並々ならぬ想いがあるので追々語っていくことにして*1、今日は素数大富豪が今年も無事に進化したぜっていうデータだけお示ししておきます。


<4年間で出された素数の記録>

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縦軸は対数軸。横軸は年ごとに出された素数を小さい順から付番しただけなので、数値は省略しています。

出された素数の最大値は
 2016年:131011(3枚出し)
 2017年:246810121(7枚出し)
 2018年:812102124139(9枚出し)
に対して
 2019年:1011111244567999(12枚出し)
でした。

最大素数が出された試合は以下のリンクから観られます。
https://www.youtube.com/watch?v=6yPdf4RjZSk&t=10853
めちゃめちゃ熱い試合で、深夜にも関わらず会場は大盛り上がり、この裏で仮眠をとろうとしていた私は(気になりすぎて)寝ることを諦めました。

ちなみに、2018年の最大素数812102124139を越える素数が、2019年には9つも出されています*2。さらにそのうち5つは準優勝のnishimuraさんが出しているという事実もぜひみなさんに知っておいてほしい。すごすぎる。。


<出された素数合成数の枚数による集計>
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こちらは、奇跡の12枚出しに気を取られがちだけど、7枚出し以上が確実に増えていることもよく確認していただきたいです。人類って3年でこんなに進化するんですね?


というわけで、2019年には無事に「千兆の時代」がやってきました。
これがどのくらい大変なことかというと、Excelでは1000兆(16桁)を越えると形式を「文字列」にしないと数が正しく表示できなくなります。そのくらい千兆は大きいのです。

正直、初期手札11枚かつ手札がバカみたいに増えることを妨げる方向で大会が続いていくのだとすれば枚数的にはそろそろ頭打ちなのではないかと思うのですが、それはそれで、これらのグラフが今後どんな風に変化していくのか見守りたいような気持ちもあります。

来年も大会が開催できることを祈りつつ、今日はこのへんで。*3


(補足)素数大富豪 マスパーティ杯を見逃したあなたへ

マスパーティはYouTubeで全編視聴可能です!
素数大富豪大会の視聴は以下のリンクからどうぞ。Part2までかかって、素数大富豪コーナーとしては全部で13時間分あります。笑
www.youtube.com

*1:こう言って下書きだけ作って公開しないことがよくあるので気を付けます!ちょっとずつでも公開する!押忍!

*2:参考までに、8千億以上の出た素数を全部載せておきます。間違いがあったら教えてください。
・851212101011(nishimura)
・885512121311(でこぽん)
・886663121011(もりしー)
・911128131169(カステラ)
・941310111011(nishimura)
・944312101013(nishimura)
・4121210101111(nishimura)
・96131210121013(nishimura)
・1011111244567999(かいたい)

*3:ジュニアの部のデータも近日中に出します!きっと!