初歩からの生物学
*この記事は放送大学 Advent Calendar 2017 - Adventarの4日目の記事です。
年に1科目という超スローペースでゆるゆると放送大学を楽しんでいる二世です。
今年履修したのは「初歩からの生物学('14)」という科目でした。
◎前置き:この科目を履修した経緯
高校時代、「生物I」の最初のテスト勉強で、カエルやウニの卵割(なんたら期がどうとか)を覚えることを求められ、私は即座に「生物」が嫌いになりました。この科目を勉強することの意味が感じられなかったためです。
秋か冬頃になってから習った遺伝関係の分野については、暗記事項も少なかったため、それなりに興味を持ち、それなりの好成績を収めましたが、「生物」という科目への忌避感を払拭するまでには至りませんでした。
しかし大学に入ってみると、どうも生きていくためには生物の勉強が役立ちそうな気配を感じます。生物関係の面白そうな話もたくさん耳に入ってきます。
これはもしや、一度腹を決めて「生物」に取り組んでみた方がいいのだろうか…
…と思いつつも、結局学生時代はのらりくらりと必要な部分だけをつまみ食いし、「生物」と向き合うことを避けてやり過ごしてしまいました。
しかししかし、就職しても状況はあまり変わらず、生物を避けて生きていくことは難しいというか、生物関係の知識を身につけずに過ごしていることで人生損してるんじゃないかという気がして、社会人6年目にしてやっと手をつけたというわけです。
◎ウニの受精がもたらした衝撃
そんな私が、この「初歩からの生物学」の授業で一番感動したのが、第10回「個体の再生産」の回で観たウニの受精と卵割の映像でした。
それは、単に「卵子と精子が受精し、その瞬間に受精膜ができる」というだけの動画だったのですが、長らく生物学を見て見ぬふりしてきた自分にとっては、十分に衝撃的でした。
受精膜かっこよすぎ!!!
何がどうなってそんなことが自動的に起こるシステムができあがるんだろうかと、大いに好奇心をくすぐられました。
そうなってしまえば、それに続く受精卵の卵割の説明も面白くないわけがない。
ここでやっと、卵割の段階を覚えることはそれぞれの段階に名前をつけることであり、それぞれの段階で起きることを理解するために必要なステップだったのだということが理解できました。10数年前にさっぱりわからなかったことが、いともすんなり受け入れられたのです。
とりあえずこの講義を見終えた私は、うにすごいよ!!うに!!生殖!!細胞!!やばい!!生物やばい!!!!となっていました。
※うにを食べるのは昔から好きです